セッション情報 ポスターセッション(消化器内視鏡学会)

その他

タイトル 内P-655:

細径内視鏡の特殊使用法

演者 高山 悟(名古屋徳洲会総合病院)
共同演者 坂本 雅樹(名古屋徳洲会総合病院)
抄録 【目的】近年細径内視鏡は広く用いられるようになってきておりその応用範囲も多岐にわたっている.今回われわれは通常の経口的な使用方法以外の様々な細径内視鏡使用例を紹介していきたい.【方法】まずは腹腔内使用であるが,オーソドックスな使用法としては腹腔鏡下総胆管切開術での使用があるが,TANKO式手術でもその干渉の少なさから使用したりしている.ヘルニア修復術や胆嚢摘出術ではその使用は有効である.その他比較的細径内視鏡の使用頻度が高いものは経PEG使用である.経PEG的イレウス管挿入,PEJチューブ挿入,十二指腸ステント挿入などに細径内視鏡を使用したりしている.また胆道系での使用頻度も高い.総胆管病変に対する経皮的使用や子カメラとしての胆道内使用などを行っている.経皮的な方法はカメラ径が細いほど瘻孔形成が楽であり,腹腔鏡手術においても細径であれば経胆嚢管的手法が時に可能である.特にレーザーを用いた砕石ではそのプローブの細さより,細径内視鏡でも安全に砕石が可能である.そしてその他にも各種吻合部狭窄時の観察や処置にも使用したりしている.【考察】細径内視鏡は現在かなりの画質が確保されており特に厳密な観察を要求されない処置であれればその画質は必要に足るものである.そして細径であるが故に可能であることは多岐にわたりその応用範囲は広い.【結論】今回われわれは細径内視鏡の各種応用的使用を行い良好な結果を得られたためここに紹介する.
索引用語 細径内視鏡, レーザー