セッション情報 |
ポスターセッション(消化器内視鏡学会)
胆管結石3
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タイトル |
内P-699:総胆管結石採石後の残石の評価に対する細径スコープを用いた経口直接胆道鏡の有用性
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演者 |
大牟田 繁文(東邦大医療センター大橋病院・消化器内科) |
共同演者 |
前谷 容(東邦大医療センター大橋病院・消化器内科), 新後閑 弘章(東邦大医療センター大橋病院・消化器内科) |
抄録 |
【目的】総胆管結石採石後に残石があるケースでは再発の原因と考えられおり,完全採石の意義は高いが全例で完遂できるかどうかは不明であるため直接造影で確認するよりも内視鏡にて確認する方がより正確である.細径内視鏡が開発され,これを経口直接胆道鏡(以下:PDCS)として診断や治療が実現可能となったが,胆管内への挿入には確立された方法はない.本検討では採石後のPDCSによる残石の評価と当教室における挿入法の評価,並びにその挿入法を動画にて供覧する.【方法】総胆管結石治療後の症例に対してPDCSを前向き検討として施行した.乳頭形成術後かつ直接造影で残石がない症例をinclusion criteriaとした.PDCSを施行し結石があるケースでは採石を行った.挿入法はビデオにて供覧するため割愛する.検討項目は残石率,採石率, 胆管挿入率,偶発症とした.【成績】結果を表に示す.【結論】本検討では採石後の残石は21.4% (3/14)でありPDCSによる残石の評価は有用と考えられる.全例で採石が可能であり,胆管挿入率も91.3%と非常に高率であったが本検討は少数例であるため,更なる症例の蓄積を要する. |
索引用語 |
経口直接胆道鏡, 総胆管結石 |