セッション情報 |
ポスターセッション(消化器内視鏡学会)
胆管結石3
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タイトル |
内P-701:高齢者における総胆管結石治療
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演者 |
岡本 豊(むつ総合病院・内科) |
共同演者 |
佐竹 美和(むつ総合病院・内科DELIMITER弘前大大学院・消化器血液内科学), 佐竹 立(むつ総合病院・内科DELIMITER弘前大大学院・消化器血液内科学), 岩間 正浩(むつ総合病院・内科), 樋口 博之(むつ総合病院・内科DELIMITER弘前大大学院・消化器血液内科学), 對馬 清人(むつ総合病院・内科DELIMITER弘前大大学院・消化器血液内科学), 安達 淳治(むつ総合病院・内科DELIMITER弘前大大学院・消化器血液内科学), 八森 久(むつ総合病院・内科), 相馬 悌(むつ総合病院・内科), 福田 眞作(弘前大大学院・消化器血液内科学) |
抄録 |
【背景・目的】当院での1年間での高齢者での総胆管結石結石治療症例を検討し, その有効性,安全性を検証していくことを目的とした.【対象・方法】対象は2011年3月から2012年2月までの1年間で,当院で内視鏡的採石術を施行された総胆管結石45症例のうち,80歳以上の14症例とした.全症例,ESTを施行し,採石術を施行した. 術後合併症はCottonの基準に従った.【検討項目】 1.胆管挿管率,採石術の完遂率 2.最終結石除去までの治療回数,入院期間 3.術中の呼吸・循環動態 4.術後合併症とした.高齢者(80歳以上),非高齢者(80歳未満)間で比較検討した.【結果】胆管挿管率は高齢者で100%,非高齢者で100%,採石術完遂率は高齢者で100%,非高齢者で93%,最終結石除去までの治療回数は高齢者で1.2±0.5回,非高齢者で1.4±0.6回,入院期間は高齢者で16±6日,非高齢者で19±9日,術中SpO2の低下があった症例は高齢者で35.7%,非高齢者で12.9%,術中血圧低下があった症例は高齢者で14.2%,非高齢者で3.2%,術後合併症は高齢者で0%,非高齢者で9.6%であった.【結論】当院での80歳以上の高齢者における総胆管結石の内視鏡的治療は,安全かつスムーズに施行可能であった.ただ 術中の呼吸・循環動態が不安定になる事も多く,適切な呼吸・循環管理が必要と考えられた. |
索引用語 |
総胆管結石, 高齢者 |