セッション情報 | ポスターセッション(消化器内視鏡学会)膵臓-治療2 |
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タイトル | 内P-724:大分県における最近3年間の膵仮性嚢胞治療の実態-アンケート調査による検討- |
演者 | 松本 敏文(国立別府医療センター・外科) |
共同演者 | 水上 一弘(大分大・消化器内科), 小野 英樹(アルメイダ病院・消化器科), 福地 聡士(国立大分医療センター・消化器科), 福澤 謙吾(大分赤十字病院・外科), 永松 秀康(大分赤十字病院・消化器内科), 松尾 亮(国立別府医療センター・消化器内科), 八坂 成暁(健康保険南海病院), 足立 英輔(大分県立病院・外科), 中川 晴雄(新別府病院・消化器内科), 小田 東太(西田病院), 安部 寿徳(有田胃腸病院), 松本 俊郎(大分大・放射線科), 川野 克則(オアシス外科乳腺外科), 松永 研一(えとう内科病院), 小野 英伸(おの英伸クリニック), 村上 和成(大分大・消化器内科) |
抄録 | 【はじめに】膵仮性嚢胞の治療は臨床現場においてはさまざまな治療法が実施されている.今回,大分県下で慢性膵炎治療を行っている施設にアンケート調査を実施し,膵仮性嚢胞患者の治療実態について報告する.【方法】大分膵胆道疾患研究会(年2-3回開催でこれまで63回開催している)世話人の施設にアンケート調査を行い,施設ごとに慢性膵炎の年間診療患者数,過去3年の仮性嚢胞の治療患者数とその内容を調査した.【結果】アンケートの回答は15施設(所属)で回答率64%であった.慢性膵炎診療施設の年間平均患者数は14.8人(2-90人)であった.過去3年間の膵仮性嚢胞患者の総数は62人(所属単位で0-15人)で,ドレナージ処置を要したのは38人であった.ドレナージ処置の内訳は内視鏡的経消化管23例,内視鏡的経乳頭11例,経皮的8例,外科的1例(重複あり)であった.処置関連合併症を5例(13%)に認め,そのうち内視鏡的経消化管ドレナージが4例(17.4%)であった.合併症の内容は腹膜炎2例,仮性動脈瘤破裂2例,他部位の仮性嚢胞悪化1例であった.現在,処置を行った38例の2次調査中である.【まとめ】膵仮性嚢胞において慢性膵炎診療ガイドラインでは推奨度の高い治療法はなく内視鏡的治療ガイドラインでも確立された手技は示されていない.本調査では内視鏡的ドレナージが多く,一定の成功率を得ているが合併症も認めており,2次調査結果を含めてその適応と手技の実際を報告する. |
索引用語 | 膵仮性嚢胞, 治療 |