セッション情報 ポスターセッション(消化器内視鏡学会)

ERCP胆管挿管法1

タイトル 内P-744:

新型ワイヤーの使用経験 ―膵管ガイドワイヤー法での―

演者 多田 大和(会津中央病院・消化器病センター)
共同演者 岩尾 年康(会津中央病院・消化器病センター), 千葉 宙門(会津中央病院・消化器病センター), 宇賀治 良平(会津中央病院・消化器病センター), 京坂 朋来(会津中央病院・消化器病センター), 吉田 浩司(先端消化器画像研究センター), 宮田 英樹(先端消化器画像研究センター), 牛尾 純(先端消化器画像研究センター), 長田 祐輝(先端消化器画像研究センター), 野村 佳克(先端消化器画像研究センター), 石野 淳(先端消化器画像研究センター), 中嶋 義博(先端消化器画像研究センター)
抄録 <はじめに>ERCPの胆管造影困難時に膵管ガイドワイヤー法を使用する方法が一般的になってきている.当院では2007年4月~2011年3月までの4年間で計1695例のERCPを施行した.そのうち膵管ガイドワイヤー法を使用した157例のうち,ガイドワーヤーによると思われる膵液漏,限局性の膵炎が生じた症例は4例(2.5%)あった.いずれもガイドワイヤー先端で膵管の抹消を損傷した症例であった.いずれも保存的な治療にて改善はしているが,より安全なERCPをするため,先端がJの形状を持ち,ワイヤーの先端で膵管損傷が生じないためのガイドワイヤーの開発を行った(対象・方法)2012年4月より2013年2月まで施行した582例のERCPのうち,膵管ガイドワイヤー法を施行した30例を対象とした.この30例に先端形状をJに加工したワイヤー(1.5Jが15例,3Jが15例)を使用して膵管ガイドワイヤー法での胆管挿管を試みた.ワイヤーはガデリウス・メディカル社とともに開発し,先端は4cmの親水性コーティングで形状は1,5mmJ,3mmJの2種類を作成,親水性コーティング以外の部分は通常のワイヤーと同様のシャフトとした.(結果)膵管内で,先端がJの形状に形成出来たのは1.5Jで13例(86%).3Jで12例(80%)であった.Jが形成出来なかった症例は先端angleのままERCPを続行した.胆管挿管は全例(100%)に挿入可能であった.ワイヤーの影響と思われる,膵液漏,限局性膵炎を生じた症例は1例もなかった.<結語>先端Jの新型ガイドワイヤーは,膵管ガイドワイヤー法で胆管挿管する際に使用するワイヤーとしては,安全で,ストレスなく手技を成し遂げられるワイヤーであると思われた.特に膵管ガイドワイヤー法を頻繁に使用する手技者においては有用なワイヤーと思われた.
索引用語 ガイドワイヤー, ERCP