セッション情報 ポスターセッション(肝臓学会)

B型肝炎-治療1

タイトル 肝P-15:

B型肝炎に対するペガシス投与の経験

演者 喜田 恵治(喜田医院)
共同演者
抄録 HBs抗原陰性化を目指し,ガイドラインに準じペガシス180μgの投与を始めたのでその経過を報告する.【対象】HBcrAg 3.0 log U/ml未満かつ,HBs抗原 1000 IU/ml 未満の6症例.男性4例,女性2例.年齢は43歳~71歳(中央値 65歳).前投薬はIFN 1/週~10日が2例,エンテカビル4例.前投薬がIFNの例はペガシス単独投与に移行し,エンテカビルの例ではペガシスを追加し併用している.Sequential 療法とはせずad onとした.【成績】医療助成が可能になった平成24年4月以降の開始で全例ペガシス投与継続中である.HBs抗原は速やかに低下し,投与開始後6カ月以内で6例中3例でHBs抗原が陰性化した.内訳は前投薬IFN2例中1例,エンテカビル4例中2例.非陰性化3例もHBs抗原価は継続して低下している.【考察】1:HBs抗原価が低下している症例は比較的高齢者であった.2:HBs抗原陰性化を目指すガイドラインの基準はペガシス投与開始の良い目安であった
索引用語 B型肝炎, インターフェロン