セッション情報 ポスターセッション(肝臓学会)

C型肝炎-治療2

タイトル 肝P-52:

当院におけるC型慢性肝炎に対する3剤併用療法の使用経験

演者 菅 敏樹(藤田保健衛生大・肝胆膵内科)
共同演者 高川 友花(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 大城 昌史(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 中岡 和徳(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 水野 裕子(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 嶋崎 宏明(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 中野 卓二(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 村尾 道人(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 新田 佳史(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 原田 雅生(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 川部 直人(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 橋本 千樹(藤田保健衛生大・肝胆膵内科), 吉岡 健太郎(藤田保健衛生大・肝胆膵内科)
抄録 【目的】C型慢性肝炎に対するTelaprevir,Ribavirin,PEG-IFNα2b による3剤併用療法における,適切なTelaprevir開始量およびIL28BとITPAのSNP測定の有用性を明らかにするため当院での治療成績について検討した.【方法】治験例4例および2012年2月より2013年1月まで当院で3剤併用療法を開始した27例,計31例を対象とした.性別は男15例,女16例,年齢54.6±7.5歳.治療歴は初回13例,再燃例15例,無効例3例であった.Telaprevirの開始量は2250mg15例,1500mg15例,750mg1例であった.【成績】治療終了時のHCVRNA陰性化率はTelaprevir開始量2250mg群100%,1500mg以下群86%と終了時までは差は認めなかった.IL28BのSNP別に検討した結果,HCVRNA陰性化率は,開始4週までは差は認めなかった.中止例は3例であった.中止理由はそれぞれS-J症候群,皮疹,倦怠感であり,Telaprevir開始量はすべて2250mgであった.再燃例は3例であった.1例はIL28BSNPTG例であり,他の2例はTT例であったが,前回治療は無効であった.2250mg群と1500mg以下群に分けて開始後24週まで検討した結果,Telaprevir内服中にHb値および血小板数の低下に差は認めなかった.クレアチニン値および尿酸値の上昇についてはTelaprevir開始量による有意差は認めなかった.ITPAのSNP別に検討した結果,CC群ではCA/AA群に比べて2週後,4週後,16週後に有意にHb値の低下が高度であった.血小板数の低下に関してはCA/AA群ではCC群に比べて2週後,4週後,6週後に有意に血小板数の低下が高度であった.【結論】HCVRNA陰性化率はTelaprevir開始量およびIL28BSNPによる差は認めなかった.またITPAのSNPによるHb値と血小板数低下の差が確認された.最終的なSVRにIL28BおよびITPAのSNPやTelaprevirの投与開始量が関与するかどうか今後検討したい.
索引用語 テラプレビル, 治療効果