セッション情報 ポスターセッション(肝臓学会)

C型肝炎-治療13

タイトル 肝P-106:

高齢のC型慢性肝炎患者に対するIFN治療についての検討

演者 長崎 太(仙台市立病院・消化器内科)
共同演者 三浦 雅人(みやぎ県南中核病院・消化器科), 山本 毅(東北厚生年金病院・消化器科), 石井 元康(宮城社会保険病院・消化器内科), 菅野 厚(仙台赤十字病院・消化器内科), 宮崎 豊(東北公済病院・内科), 佐藤 修一(市立栗原中央病院・内科), 岡本 裕正(白河厚生総合病院・消化器内科), 真野 浩(国立仙台医療センター・消化器内科), 小林 智夫(東北労災病院・消化器内科), 木皿 典宏(宮城社会保険病院・消化器内科), 山川 暢(東北労災病院・消化器内科), 佐々木 公美子(宮城社会保険病院・消化器内科)
抄録 【目的】C型慢性肝炎に対する治療薬の進歩がめざましいが,高齢化が急速な本邦では高齢者へのIFN治療については議論が必要である.われわれは,高齢者へのIFN治療について検討したので報告する.【方法】対象は65歳以上で血小板値12万/μL以上の非肝硬変例でSVRを治療目的としたPegIFN療法施行200例(男性106例,平均68.5歳).対象を65-69歳130例,70-74歳64例,75歳以上6例の3群にわけて,SVR率,HCV因子(1型高ウイルス量:難治例)と治療薬のadherenceを検討.【成績】表に提示.【結論】高齢C型慢性肝炎患者のPegIFN治療はSVRが53.5%で,貧血やうつ症状に留意すれば期待ができた.65-69歳:難治例では薬剤減量や一時中止をしても治療完遂,70-74歳:難治例の治療は成績不良であり要検討,非難治例では積極的に加療,75歳以上:非難治男性例では治療を検討することが重要と考えた.
索引用語 IFN, 高齢者