セッション情報 | ポスターセッション(肝臓学会)原発性肝癌-局所治療3 |
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タイトル | 肝P-222:VirtuTRAXを応用したラジオ波焼灼術 |
演者 | 田中 弘教(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)DELIMITER兵庫医大超音波センター) |
共同演者 | 飯島 尋子(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)DELIMITER兵庫医大超音波センター), 池田 直人(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 岩田 一也(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 高嶋 智之(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 由利 幸久(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 楊 和典(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 石井 昭生(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 坂井 良行(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 會澤 信弘(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 岩田 恵典(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 榎本 平之(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 齋藤 正紀(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)), 西口 修平(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)) |
抄録 | 【目的】2012年,ブラケットで固定することにより,すべてのラジオ波焼灼術(RFA)システムに対応する針ナビゲーションシステムVirtuTRAXが使用可能となった.このシステムは,任意の角度の穿刺ライン表示や,焼灼に伴うバブルにも影響受ない針先端位置表示などを可能とし画期的である.しかし,実際には針のたわみによる仮想表示針の位置ずれなどの問題もある.今回我々は,安全・効果的に使用するために考案した短縮クリップ法や,このシステムを応用したRFAの有用性を報告する.【方法】2012年9月から2013年2月に当院でVirtu TRAXを使用してRFA施行した28例(男性18例,女性10例)を対象とした.穿刺針はCool-tip針21症例およびRITA展開針7症例,装置はGE社製Logiq E9を使用した.短縮クリップ法は,体表面から目標位置までの距離に穿刺アタッチメントを加味した位置にブラケットを装着し穿刺,穿刺後は可能な限り体表にブラケットを近づけ固定し治療を行うものとし,短縮クリップ法で治療を行った19例は,穿刺前後での仮想表示針の安定性について評価した.また遠隔温度センサと人工腹水用注入用の気腹針の位置確認に使用した3例についても,その有用性を評価した.【結果】1)短縮クリップ法:RITA展開針では穿刺時に針のたわみによる仮想表示針の位置ずれは少なかったが,Cooltip針では位置変位が目立ち,安定した穿刺が困難であった.しかし短縮クリップ法の適用により,全例仮想表示針の変位は小さくなり,特に穿刺後の位置が安定した.2)VirtuTRAXの応用:隣接他臓器への合併症を予防するため,治療部近傍に挿入した遠隔温度センサに装着すると,センサを容易に目的位置に誘導可能であった.また人工腹水注入のための気腹針の誘導にも有効であった.【結語】VirtuTRAXは安全・確実なRFAを施行するために,有用なシステムである. |
索引用語 | VirtuTRAX, 針ナビ |