セッション情報 | ポスターセッション(肝臓学会)C型肝炎-治療16 |
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タイトル | 肝P-305:未治療C型慢性肝炎患者に対するFaldaprevir+PegIFN+Ribavirin併用療法による第3相試験(STARTVerso1) |
演者 | 西口 修平(兵庫医大・内科(肝・胆・膵科)) |
共同演者 | 八橋 弘(国立長崎医療センター・臨床研究センター), 久保木 真(倉敷成人病センター・肝臓病治療センター), 田中 靖人(名古屋市立大大学院・病態医科学), 冨田 栄一(岐阜市民病院・消化器内科), 加藤 道夫(国立南和歌山医療センター・内科), 岩渕 省吾(大船中央病院・消化器肝臓病センター), 酒井 義法(土浦協同病院・消化器内科), 辻 邦彦(手稲渓仁会病院・消化器内科), 宜保 行雄(宜保内科消化器・肝臓内科クリニック), 横須賀 收(千葉大・消化器内科), 森山 光彦(日本大板橋病院・消化器・肝臓内科), 井出 達也(久留米大・消化器内科), J. Scherer(Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc.), Y. Datsenko(Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG), 富森 裕規(日本ベーリンガーインゲルハイム(株)), A.-M. Quinson(Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals, Inc.), 小俣 政男(山梨県立中央病院) |
抄録 | 【目的】未治療のC型慢性肝炎(CHC)患者(肝硬変患者を含む)を対象としたFaldaprevir(FDV; BI 201335,プロテアーゼ阻害剤)+PegIFNα-2a+Ribavirin(P/R)の国際共同第3相二重盲検比較試験(世界652例,内日本126例)における日本人での治療成績について報告する. 【方法】未治療のGenotype 1型CHC患者をP/R+プラセボ 24週(Arm 1),P/R+FDV 120 mg 1日1回を初期の反応性に応じて12または24週(Arm 2),P/R+FDV 240 mg 1日1回12週(Arm 3)の3群に1:2:2の割合で無作為に割り付けた.P/Rの投与期間は,Arm 1では48週間,Arm 2と3ではEarly Treatment Success(ETS, HCV RNA量が4週目で<25 IU/mLかつ8週目未検出)を達成すれば24週間,non-ETSでは48週間投与した.主要評価項目は投与終了後12週時点のHCV RNAの持続的ウイルス陰性化(SVR12)とし,有効性と安全性について検討した. 【成績】126名の日本人に対し,Arm 1, 2, 3のSVR12はそれぞれ67%(16/24),85%(44/52), 92%(46/50)であった. 【結論】Genotype 1型のCHCに対するFDV+P/R療法は,いずれの用量もP/R療法に比して高いSVR12率を示し,FDVの日本人における有効性が確認された. |
索引用語 | C型慢性肝炎, Faldaprevir |