セッション情報 | ポスターセッション(消化器外科学会)肝臓-鏡視下手術 2 |
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タイトル | 外P-174:腹腔鏡下肝葉切除術症例の検討 |
演者 | 塚本 忠司(大阪市立総合医療センター・肝胆膵外科) |
共同演者 | 金沢 景繁(大阪市立総合医療センター・肝胆膵外科), 清水 貞利(大阪市立総合医療センター・肝胆膵外科), 高台 真太郎(大阪市立総合医療センター・肝胆膵外科), 山添 定明(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 大平 豪(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 中島 隆善(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 後藤 航(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 小塚 雅也(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 小松 久晃(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 森 至弘(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 石川 彰(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 森本 純也(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 山本 篤(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 井上 透(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 山下 好人(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 西口 幸雄(大阪市立総合医療センター・消化器外科), 池原 照幸(大阪市立総合医療センター・消化器外科) |
抄録 | 【はじめに】当院での腹腔鏡下肝切除術は,近年の手術機器の充実とともにstep by stepにその術式を部分切除から系統的肝切除へ,また腹腔鏡補助下から完全腹腔鏡下へと発展し,今やその術式はほぼ定型化してきた.近年では,リンパ節廓清を伴うものや胆道再建を必要とするものへとその適応を拡大している.今回,肝葉切除を腹腔鏡下に行った症例を左葉切除症例と右葉切除症例にわけて比較検討した.【対象と結果】2000年4月より2013年2月までにおこなわれた鏡視下肝切除術は285例で,うち部分切除156例,亜区域切除34例,区域切除59例,肝葉切除36例である.これら肝葉切除症例のうち,左葉切除以上は23例(肝細胞癌9例,肝内胆管癌8例,転移性肝癌2例,肝門部胆管癌2,肝内結石1例,良性胆管狭窄1例),右葉切除以上は13例(肝細胞癌8例,転移性肝癌2例,肝門部胆管癌2例,肝内結石1例)である.左葉切除23例のうち9例,右葉切除のうち3例は腹腔鏡補助下に,その他は完全腹腔鏡下に肝切除が行われた.左葉切除のうち5例,右葉切除のうち2例は胆管切除およびリンパ節廓清が併施され,左葉切除のうち4例はリンパ節廓清のみ併施された.これら胆道再建やリンパ節廓清が考慮されない,肝細胞癌および転移性肝癌でpure laparoscopicに切除が行われた肝右葉切除8例と肝左葉切除例7例を比較検討した.これらの切除肝重量,手術時間,術中出血量はそれぞれ,肝右葉切除で585g,570分,565g,左葉切除で424g,421分,330gで左葉切除がともに低値を示した.術後合併症として左葉切除にのみ1例胆汁漏をみとめた.術後在院日数は左葉切除10日,右葉切除13.5日と右葉切除がやや長くなる傾向がみられた.【結論】完全腹腔下肝葉切除は,左葉切除,右葉切除ともに安全に施行することができる. |
索引用語 | 肝切除術, 鏡視下手術 |