セッション情報 ポスターセッション(消化器外科学会)

大腸-鏡視下手術 1

タイトル 外P-291:

腸管嚢腫様気腫症による腸重積の1例

演者 萩尾 浩太郎(市立島田市民病院・外科)
共同演者 上村 和康(市立島田市民病院・外科), 植田 猛(市立島田市民病院・外科), 小林 敏樹(市立島田市民病院・外科), 磯野 忠大(市立島田市民病院・外科), 木村 貴彦(市立島田市民病院・外科)
抄録 腸管嚢腫様気腫症は腸管壁の粘膜下または漿膜下に多数のガスを認める稀な疾患である.腸重積や腸閉塞など様々な疾患に合併することが知られている.今回腸重積に嚢腫様気腫症を合併した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は38歳女性.右側腹部痛を主訴に来院.超音波検査,CT検査にてtarget sign認め腸重積が疑われ,注腸検査施行.施行後,症状改善されたが,上行結腸に小腸ガス疑われ,腹腔鏡試験開腹術を行った.腸重積は解除されており,その他明らかな悪性所見認めず.術後下部消化管内視鏡検査施行し,上行結腸に嚢腫状の隆起が散在しており,腸重積の原因と考えられた.保存的加療にて軽快し,術後12日目に退院された.
索引用語 嚢腫様気腫症, 腸重積