セッション情報 ポスターセッション(消化器外科学会)

大腸-鏡視下手術 6

タイトル 外P-315:

当科における結腸癌に対する標準術式としての単孔式腹腔鏡下結腸切除術

演者 平能 康充(福井県立病院・外科)
共同演者 服部 昌和(福井県立病院・外科), 道傳 研司(福井県立病院・外科), 石橋 玲子(福井県立病院・外科), 西田 洋児(福井県立病院・外科), 石山 泰寛(福井県立病院・外科), 松永 正(福井県立病院・外科), 浅海 吉傑(福井県立病院・外科), 前田 一也(福井県立病院・外科), 宮永 太門(福井県立病院・外科), 橋爪 泰夫(福井県立病院・外科)
抄録 【はじめに】当科では2010年8月より単孔式腹腔下手術を導入後, 2013年2月までに大腸疾患293例に対して単孔式腹腔鏡下大腸切除術を施行してきた.現在では,結腸癌に対しては臍部の小切開のみで手術を完遂する単孔式腹腔鏡下手術(pure TANKO)を標準術式としている.当科における定型化した術式とその成績に関して報告する.【手技】臍部に約2.5cmの縦切開を置き小開腹とする.ラッププロテクターを装着しEZアクセスを装着する.EZアクセスに5mmのトロカールを3本挿入し気腹.スコープは5mmフレキシブルスコープを使用し,術者は臍部の2本のトロカールを使用し通常の腹腔鏡下結腸切除術とほぼ同様の手技にて手術を施行した.必要に応じてEndoGrab を使用して,術野の展開の補助を行った.【結果】2013年2月までに結腸癌(腺腫を含む)185例に対してpure TANKOを適応した.うち6例で切開創の延長を含めた開腹移行,3例で1ポートの追加を要した.同一術者が施行したpure TANKOでの回盲部切除術,結腸右半切除術,S状結腸切除術での初期・後期症例間での手術時間の検討では,症例の蓄積により有意に手術時間の短縮が見られた.【まとめ】結腸癌に対する単孔式腹腔鏡下手術では,手術手技の難易度が増すことによる手術時間の延長が問題視されるが,経験の蓄積による手術手技の定型化や種々の工夫により手術時間の著明な短縮が期待できる.今後長期成績での安全性が証明されれば,結腸癌に対するさらなる整容性・低侵襲性を有した標準術式となりうると考えている.
索引用語 単孔式腹腔鏡下手術, 結腸癌