セッション情報 |
ポスターセッション(消化器外科学会)
胃-手術治療 1
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タイトル |
外P-372:全国基幹病院手術室現状調査における胃癌手術実施の現状と病院運営母体
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演者 |
臼杵 尚志(全国国立大学手術部会議幹事会WG-3DELIMITER香川大附属病院・手術部DELIMITER香川大・消化器外科) |
共同演者 |
佐藤 直樹(全国国立大学手術部会議幹事会WG-3DELIMITER北海道大病院・手術部), 藤原 理朗(香川大・消化器外科), 岡野 圭一(香川大・消化器外科), 鈴木 康之(香川大・消化器外科) |
抄録 |
国立病院手術部会議幹事会WG-3の調査結果から,全国基幹病院の胃癌手術実施状況について,病院の運営形態と比較検討した.対象は全国の基幹病院194施設で,病床数は533.2±217.4床,平均在院日数は14.7±2.3日であり,2012年6月の予め指定した2週間に計23756件の麻酔科管理手術が実施されていた.この間に胃癌の手術(K-6552)は376件行われていたが,その麻酔時間は332±109分で執刀時間は269±99分,麻酔導入覚醒+手術準備時間は64±22分であった.(麻酔時間),(執刀時間),(麻酔+手術準備時間)は,医療法人,国立,県立,市町村立,厚生連・JA,済生会・共済,日赤,大学の順に(377±110分(以下単位省略),326±123,304±109,340±100,312±85,346±139,343±106,361±108),(296±104,266±115,248±97,279±97,251±82,291±135,277±95,285±95),(81±35,60±22,56±21,62±20,60±15,55±16,67±22,76±25)で,それぞれ,(県立と大学および市町村立の間),(大学と県立の間),(医療法人と済生会・共済の間,大学と国立,県立,市町村立,厚生連・JA,済生会・共済の間)に有意差を認めた.また,麻酔時間には麻酔科後期研修医の割合(r=0.647)が,(麻酔+準備時間)には麻酔科後期研修医の割合(r=0.868)と卒後2年以内の看護師の割合(r=0.586)が強く関与していた.手術実施の効率性への人員配置の重要性が示されたが,次代の医療を鑑みた場合,政策としての教育支援も重要である. |
索引用語 |
胃癌, 手術 |