セッション情報 | ポスターセッション(消化器外科学会)胃-鏡視下手術 1 |
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タイトル | 外P-386:腹腔鏡下幽門側胃切除術B-I再建・デルタ吻合の術後短期成績 |
演者 | 安本 明浩(東北労災病院・外科) |
共同演者 | 武者 宏昭(東北労災病院・外科), 徳村 弘実(東北労災病院・外科), 舟山 裕士(東北労災病院・外科), 豊島 隆(東北労災病院・外科), 高橋 賢一(東北労災病院・外科), 西條 文人(東北労災病院・外科), 松村 直樹(東北労災病院・外科), 生澤 史江(東北労災病院・外科), 武藤 満完(東北労災病院・外科), 柴原 みい(東北労災病院・外科), 澤田 健太郎(東北労災病院・外科) |
抄録 | 【はじめに】我々は2007年よりデルタ吻合による腹腔鏡下幽門側胃切除術(LDG)を172例施行したので,その術後短期成績を検討した.【対象と方法】2007年9月から2012年12月までに当科で胃癌に対してLDG,デルタ吻合施行した172例を対象とした.手術時間,出血量,術後合併症,術後在院日数など術後短期成績を検討した.なお,術後合併症についてはJCOG術後合併症基準(Clavien-Dindo分類)にて評価し,GradeII以上の術後合併症を検討した【結果】対象172例,年齢65.1±10.7歳,男女比103:69,pStageはIA121例,IB19例,IIA10例 IIB8例,IIIA7例,IIIB3例,IIIC3例 IV1例,リンパ節郭清範囲はD1+ 151例,D2 21例,併施術式は25例(LAC3,LC19,ラパ胆管1,喉頭腫瘍摘出1,肛門ポリープ切除1)であった.手術時間230.2±49.7分,出血量21.0±85.9ml,術後在院日数11.9±6.3日.172例中7例(4.1%)にGradeII以上の術後合併症を認めた.内訳は,吻合部狭窄GradeII2例,腹腔内膿瘍GradeII 1例,術後出血GradeIIIa 1例,下痢GradeII 2例,脳卒中GradeII 1例であった.吻合部関連合併症は導入初期5例以内に吻合部狭窄2例(1.2%)を認めたのみで,それ以降は認めていない.【結語】デルタ吻合は,吻合部関連合併症も少なく安全で有用な再建法と考えられる. |
索引用語 | 胃切除, 再建 |