セッション情報 | ポスターセッション(消化器外科学会)胃-鏡視下手術 1 |
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タイトル | 外P-387:当院における腹腔鏡補助下幽門側胃切除に対する再建法の変遷,吻合器B-Iと縫合器R-Yの比較検討 |
演者 | 櫻澤 信行(日本医大千葉北総病院・外科) |
共同演者 | 横井 公良(日本医大千葉北総病院・外科), 宮下 正夫(日本医大千葉北総病院・外科), 横室 茂樹(日本医大千葉北総病院・外科), 瀬谷 知子(日本医大千葉北総病院・外科), 堀場 光二(日本医大千葉北総病院・外科), 松本 智司(日本医大千葉北総病院・外科), 鶴田 宏之(日本医大千葉北総病院・外科), 松田 明久(日本医大千葉北総病院・外科), 佐々木 順平(日本医大千葉北総病院・外科), 山初 和也(日本医大千葉北総病院・外科), 高橋 吾郎(日本医大千葉北総病院・外科), 下田 朋宏(日本医大千葉北総病院・外科), 若林 秀幸(日本医大千葉北総病院・外科), 菊池 友太(日本医大千葉北総病院・外科), 鈴木 えりか(日本医大千葉北総病院・外科), 内田 英二(日本医大大学院・臓器病態制御外科学) |
抄録 | 【目的】腹腔鏡補助下幽門側胃切除(LADG)は様々な再建が行われているが,当院では上腹部縦切開(6cm)から直視下での吻合器によるB-I再建から,左上腹部横切開(4cm)し縫合器での残胃空腸吻合によるR-Y再建に変更した.今回我々は両再建法を比較検討し各々の利点等を明らかにすることを目的とした.【方法】2006年10月~2013年1月に施行したLADG 56例でB-I群(30例),R-Y群(26例)に分け検討した.【結果】年齢はB-I群(68.4±9.7才) ,R-Y 群(68.9±9.9)で有意差無し(p=0.84).BMIはB-I群(23.0±3.3) ,R-Y 群(23.1±3.4)で有意差無し(p=0.90).胃癌の局在はB-I群で30例中M10,L20例でU領域は無かった.R-Y群ではU4,M11,L11例と比較的口側の領域でも切除できた.手術時間はB-I群(261.8±39.0分),R-Y 群(282.6±51.8)で有意差無し(p=0.09).出血量はB-I群(70.4±70.6g),R-Y群(77.2±81.4)で有意差無し(p=0.74).術後在院日数はB-I群(17.8±8.6日),R-Y群(15.2±36.0日)で有意差無し(p=0.21).Grade2以上の合併症はB-I群で3例(術後狭窄2例,マイナーリーク1例 10%)で吻合に関する合併症であった.R-Y群では2例(膵液漏とポートサイトヘルニア8.7%)であった.【まとめ】B-I群とR-Y群で手術時間,出血量,在院日数で有意差認めず.術後合併症の頻度で有意差は認めなかったが,吻合に関する合併症はB-I群に多かったが導入初期のものであった.またR-Y吻合は比較的上部の胃癌でも吻合ができるメリットがあると考えられた. |
索引用語 | 胃癌, LADG |