セッション情報 ポスターセッション(消化器外科学会)

胃-鏡視下手術 4

タイトル 外P-403:

当院におけるsleeve gastrectomyの治療成績

演者 山口 剛(滋賀医大・外科)
共同演者 大竹 玲子(滋賀医大・外科), 植木 智之(滋賀医大・外科), 村田 聡(滋賀医大・外科), 山本 寛(滋賀医大・外科), 水野 文(滋賀医大・外科), 伊藤 文(滋賀医大・外科), 村上 耕一郎(滋賀医大・外科), 赤堀 浩也(滋賀医大・外科), 園田 寛道(滋賀医大・外科), 森 毅(滋賀医大・外科), 清水 智治(滋賀医大・外科), 塩見 尚礼(滋賀医大・外科), 仲 成幸(滋賀医大・外科), 目片 英治(滋賀医大・外科), 谷 徹(滋賀医大・外科)
抄録 世界的に普及している高度肥満症に対する腹腔鏡下減量手術は,本邦でも普及しつつある.減量手術により,体重の減少だけでなく,肥満に関連した2型糖尿病,高血圧,脂質異常症等の代謝疾患の改善も認められる.当院は2008年より腹腔鏡下減量手術を施行しており,2010年に先進医療として認可された.当院で施行している減量手術である腹腔鏡下胃袖状切除術(Laparoscopic sleeve gastrectomy: LSG)は,現在までに17例施行しており,その治療成績について報告する. (患者背景) 全17例の男女比は7:10,年齢は36.1±9.2歳,術前体重は111.1±26.3kg,術前BMI40.5±5.5kg/m2であった. (成績)全17例中,術後合併症に関しては術後出血を1例認めた.縫合不全や肺梗塞,術後死亡はいずれも認めなかった.Excess Weight Loss (EWL%) は術後3カ月で48.1±24.0%(n=15),術後1年で76.9±35.2%(n=7)であった.また全17例中2型糖尿病を有していた患者は7名おり,うち3名が投薬不要になりHbA1cも正常化(=寛解)し,残り4名は改善した.(結語)当院において,高度肥満症に対してLSGは高い減量効果を認め,肥満関連合併症も改善が認められた.
索引用語 減量手術, 内視鏡外科