セッション情報 ポスターセッション(消化器外科学会)

大腸-その他 3

タイトル 外P-493:

大腸癌腹膜播種の予後因子の検討

演者 深澤 貴子(磐田市立総合病院・消化器外科)
共同演者 宇野 彰晋(磐田市立総合病院・消化器外科), 嘉山 貴文(磐田市立総合病院・消化器外科), 鳥居 翔(磐田市立総合病院・消化器外科), 福本 和彦(磐田市立総合病院・消化器外科), 神藤 修(磐田市立総合病院・消化器外科), 稲葉 圭介(磐田市立総合病院・消化器外科), 松本 圭五(磐田市立総合病院・消化器外科), 落合 秀人(磐田市立総合病院・消化器外科), 鈴木 昌八(磐田市立総合病院・消化器外科), 北村 宏(磐田市立総合病院・消化器外科)
抄録 【目的】診断時より腹膜播種を伴う進行大腸癌の予後因子について検討する【方法】2006年1月から2013年1月までの7年間に当院で手術を施行した診断時より腹膜播種を伴う大腸癌36例を対象とし後方視的に検討した.同時期に手術を施行した大腸癌は737例であり,腹膜播種を伴っていたのはそのうち4.9%であった.【結果】年齢中央値75.7(40-95),男性17女性19,原発巣は右側結腸17,左側結腸18,直腸1.32例で原発巣切除が行われ,4例では狭窄解除目的に人工肛門造設,1例でバイパス手術を施行した.全体のMSTは965日で,P2以上,他臓器転移あり,肉眼的根治手術不可能,腹水細胞診陽性がそれぞれ独立した予後因子であった.原発巣部位,組織型,化学療法の有無,1stライン化学療法のレジメンは予後に関連していなかった【結語】本検討では肉眼的切除不能の腹膜播種,および腹水細胞診陽性例は予後不良であったが,化学療法の有無による有意な予後の差は認めなかった.
索引用語 大腸癌, 腹膜播種