セッション情報 | ポスターセッション(消化器外科学会)膵臓-手術治療 1 |
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タイトル | 外P-574:当科における腹腔鏡補助下膵体尾部切除術の検討 |
演者 | 川勝 章司(大垣市民病院・外科) |
共同演者 | 磯谷 正敏(大垣市民病院・外科), 原田 徹(大垣市民病院・外科), 金岡 祐次(大垣市民病院・外科), 亀井 桂太郎(大垣市民病院・外科), 前田 敦行(大垣市民病院・外科), 高山 祐一(大垣市民病院・外科), 大塚 新平(大垣市民病院・外科), 森 治樹(大垣市民病院・外科), 米川 佳彦(大垣市民病院・外科) |
抄録 | 【目的】当科では良性・低悪性度の膵体尾部腫瘍に対して腹腔鏡補助下膵体尾部切除術を行っている.手術術式と短期治療成績について検討を行った.【方法】2010年6月から2012年12月までに当科では腹腔鏡補助下膵体尾部切除術を10例施行した.手術術式は6ポート法を基本としてスコピストが吸引管を操作して洗浄,吸引,視野展開を行っている.膵切離は小開腹下に施行し,手縫いで膵管結紮およびfish mouth法での膵断端の閉鎖を行っている.幽門側胃切除・脾動静脈温存膵体尾部切除を行った1例と腹腔動脈合併切除を伴った1例を除く8例を対象として手術時間,出血量,術後在院日数,術後合併症について検討を行った.【成績】年齢中央値は57.5歳(23-67歳)で男性6例,女性2例であった.疾患は膵管内乳頭状粘液腺腫4例,非機能性内分泌腫瘍1例,インスリノーマ1例,神経鞘腫1例,嚢胞1例であった.手術時間中央値は149.5分(95-270分),出血量は50g(10-300g),術後在院日数は13.5日(11-67日)であった.術後合併症はClavien-Dindo分類GradeIIIaの膵液漏を1例に認めたのみであった.【結論】ポート数に拘らず,膵切離・断端閉鎖を小開腹下で行うことにより短時間で安全に腹腔鏡補助下膵体尾部切除術を施行可能であった. |
索引用語 | 膵体尾部切除術, 鏡視下手術 |