セッション情報 | ポスターセッション(消化器外科学会)その他-症例 5 |
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タイトル | 外P-738:術後10年の無再発生存を得ている下大静脈原発平滑筋肉腫の一例 |
演者 | 山本 健人(神戸市立医療センター中央市民病院・外科) |
共同演者 | 八木 真太郎(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 岡田 和幸(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 井ノ口 健太(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 姚 思遠(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 光岡 英世(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 三木 明(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 近藤 正人(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 橋田 裕毅(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 小林 裕之(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 瓜生原 健嗣(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 貝原 聡(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 細谷 亮(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 市川 千宙(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 山下 大祐(神戸市立医療センター中央市民病院・外科), 今井 幸弘(神戸市立医療センター中央市民病院・外科) |
抄録 | 下大静脈(IVC)原発平滑筋肉腫は極めて予後不良の,稀な疾患である.今回われわれはIVC原発平滑筋肉腫に対してIVC合併腫瘍摘出術を行い,長期生存を得た症例を経験したので報告する.症例は46歳女性,検診で発見された腹腔内腫瘍の精査加療目的に当院に紹介された.Computed tomography (CT)では,十二指腸を左腹側に,下大静脈を左背側に圧排し,造影効果は乏しく均一なdensityの約7 cmの腫瘤を認めた.下大静脈造影では,右腎静脈流入部より約1.5 cm頭側から約3 cmにわたって下大静脈の狭窄所見を認めた.IVC合併腫瘍切除術を施行.腫瘍は IVC壁から壁外性に発生していた.病理組織検査では,好酸性の紡錘形の胞体を持ち,核異型を伴い,desmin陽性の平滑筋由来の腫瘍であり,下大静脈原発平滑筋肉腫と診断した.術後無治療で10年を経過した現在,再発の兆候なく外来通院中である. |
索引用語 | 平滑筋肉腫, 下大静脈 |