セッション情報 ランチョンセミナー(消化器外科学会)

最新の消化器がん化学療法と緩和ケア

タイトル ラン54-1:

最新の消化器がん化学療法と緩和ケア

演者 小松 嘉人(北海道大病院・腫瘍センター)
共同演者
抄録 進行消化器がんの薬物療法は,分子標的療法等,新薬が次々に登場し,一昔前の5‐FUしかなかった時代から比べ,格段の進歩を遂げており,その生存期間も長くなってきている.「早期からの緩和」の観点より,がん治療医が,患者さんと関わる期間も,長くなっており,がん治療継続中に実施する支持療法を含めた緩和的医療の重要性が高まって来ている.本ランチョンセミナーでは,最新の消化器がん薬物療法について紹介するとともに,がん治療医が行っている支持療法を含めた緩和的医療と,がん治療医である演者が緩和ケアチームと連携して行っている,疼痛ケアや,その他の緩和関連の前向き臨床試験「がん性神経障害性疼痛に対する,オピオイド鎮痛薬及び鎮痛補助薬の有効性・安全性に関する研究」について紹介し,進行がん治療継続中の緩和ケアのあり方について考えてみたい.
索引用語