セッション情報 一般演題

タイトル 059:

当院における大腸癌・肝転移R0切除例に対する術後補助療法の検討

演者 加藤 総介(札幌社会保険総合病院 消化器科)
共同演者 高木 智史(札幌社会保険総合病院 消化器科), 今井 亜希(札幌社会保険総合病院 消化器科), 吉田 純一(札幌社会保険総合病院 消化器科), 腰塚 靖之(札幌社会保険総合病院 外科), 谷 安弘(札幌社会保険総合病院 外科), 富岡 伸元(札幌社会保険総合病院 外科), 中川 隆公(札幌社会保険総合病院 外科), 松岡 伸一(札幌社会保険総合病院 外科), 秦 温信(札幌社会保険総合病院 外科), 佐々木 文章(札幌社会保険総合病院 外科)
抄録  Stage IV大腸癌において肝転移は最も頻度の高い転移形式であるが、R0切除が施行できれば予後が延長することが知られている。しかし大腸癌・肝転移R0切除例に対する術後補助療法についてはコンセンサスが得られていない。
 今回我々は2005年以降に当院で同時性もしくは異時性の大腸癌・肝転移に対してR0切除を施行し得た27例の術後補助療法について後方視的に検討した。27例の背景は、男女比=14:13、平均年齢66.4歳、転移形式は同時性:異時性=15:12、原発巣は結腸:直腸=23:4、肝転移はH1:H2:H3=23:3:1であった。術後補助療法は、無治療2例,フッカピリミジン系経口抗癌剤13例,オキサリプラチンを含むレジメン11例,イリノテカンを含むレジメン1例であった。
 2005年にオキサリプラチンが本邦において承認されて以降、大腸癌・肝転移に対する手術・化学療法を含めた治療法・選択肢は多様化している。当院における大腸癌・肝転移R0切除例に対する術後補助療法の現状を文献的考察も加えて報告する。
索引用語 大腸癌・肝転移, 術後補助療法