セッション情報 一般演題

タイトル 061:

Telaprevir/Peg-IFN/RBV3剤併用療法を施行した血友病合併C型慢性肝炎の1例

演者 由崎 直人(斗南病院 消化器内科)
共同演者 荻野 真理子(斗南病院 消化器内科), 早坂 尚貴(斗南病院 消化器内科), 藤井 亮爾(斗南病院 消化器内科), 皆川 武慶(斗南病院 消化器内科), 溝口 亜貴(斗南病院 消化器内科), 土井 綾子(斗南病院 消化器内科), 木村 朋広(斗南病院 消化器内科), 上田 美和(斗南病院 消化器内科), 庵原 秀之(斗南病院 消化器内科), 住吉 徹哉(斗南病院 消化器内科), 平山 眞章(斗南病院 消化器内科), 近藤 仁(斗南病院 消化器内科), 長谷山 美仁(斗南病院 血液内科)
抄録 C型慢性肝炎に対するTelaprevir/Peg-IFN/RBV3剤併用療法は2011年11月より保険診療が可能となり1年余りが経過した。これまで多数の治療経験が報告されているが、その一方で血液製剤使用されC型肝炎に感染した血友病患者に対する本治療経験の報告は乏しく、その安全性についても十分に検討されていない。今回我々は、血友病合併C型慢性肝炎に対して、Telaprevir/Peg-IFN/RBV3剤療法を実施し、その凝固能の推移を観察し得たのでここに報告する。症例は30歳台の男性。8歳時に血友病Aと診断された。平成10年より当院血液内科受診することとなり、当院での採血にてHCV陽性であることが判明した。ジェノタイプ1a高ウイルス量であり、平成17年にPeg-IFN/RBV48週療法を施行。HCVRNAは一旦消失するものの再燃した。平成23年にTelaprevir/Peg-IFN/RBVによる治療を施行することとなった。IL28B SNPはrs8099917 T/T、rs813142 T/Tといずれもメジャーホモ接合体であった。本治療経過中、APTTを毎受診時に採血してその経過を追跡した。全経過を通じてAPTTは30-50%台を推移し、軽度の痔核出血以外に血液凝固に関わる有害事象の発症なく、治療継続可能であり、24週間の治療を安全に完遂し得た。血友病合併C型肝炎に対するTelaprevir/Peg-IFN/RBV3剤併用療法は、出血傾向を助長することなく比較的安全に施行しうると思われた。
索引用語 テラプレビル, 血友病