セッション情報 一般演題

タイトル 177:

網走厚生病院における積極的ESD導入後の2年間の検討

演者 阿部 暢彦(網走厚生病院 内科・消化器科)
共同演者 小野寺 学(網走厚生病院 内科・消化器科), 佐野 逸紀(網走厚生病院 内科・消化器科), 川岸 直樹(網走厚生病院 内科・消化器科), 長 いく弥(網走厚生病院 内科・消化器科), 横山 仁(網走厚生病院 内科・消化器科), 内田 多久實(網走厚生病院 内科・消化器科), 藤永 明(網走厚生病院 内科・消化器科), 岩口 佳史(札幌厚生病院 臨床病理科), 市原 真(札幌厚生病院 臨床病理科), 後藤田 裕子(札幌厚生病院 臨床病理科), 村岡 俊二(札幌厚生病院 臨床病理科)
抄録 【はじめに】我々は斜網地区における基幹病院である当院に2011年に赴任し積極的にESDを施行してきた。昨年はESD導入期の治療成績を発表したが今年は年次成績について検討したので報告をする。
【対象と方法】対象は2011年4月~2012年10月迄にESDを施行した55件57病変である。2011年4月~2012年3月迄(前期群)と2012年4月~2012年10月迄(後期群)に分けて治療成績をretrospectiveに検討した。
【結果】前期群:28件28病変(早期胃癌:25、胃腺腫:3)の27名、平均年齢73.3(58~91)歳、切除時間76.6(26~279)分、後出血、穿孔は0件であった。標本径29.7(13~57)mm、病変径11.3(1~44)mmで、早期胃癌25病変について一括切除率96.0%(24/25)、一括完全切除率92.0%(23/25)、治癒切除率88.0%(22/25)であった。後期群:27件29病変(早期胃癌:26、胃腺腫:2、カルチノイド:1)の24名、平均年齢77.8(49~87)歳、切除時間64.0(20~116)分、後出血、穿孔は0件であった。標本径31.6(13~55)mm、病変径16.9(1~46)mmで、早期胃癌26病変について一括切除率100%(26/26)、一括完全切除率96.2%(25/26)、治癒切除率92.3%(24/26)であった。
【考察】切除時間の短縮、病変径の増大、一括切除率、一括完全切除率、治癒切除率の向上を認めた。要因として施設のESD技術、治癒切除率の向上を目指した結果と考える。今後も治療成績の維持に努めながら更なる向上を目指すべきである。
索引用語 ESD, 短期治療成績