セッション情報 一般演題

タイトル 180:

当院における胃十二指腸ステント留置例の検討

演者 今井 亜希(札幌社会保険総合病院)
共同演者 加藤 聡介(札幌社会保険総合病院), 高木 智史(札幌社会保険総合病院), 吉田 純一(札幌社会保険総合病院)
抄録 【背景】2010年4月に内視鏡的胃十二指腸ステント留置術(WallFlex Duodenal Stent)が保険収載され、悪性胃十二指腸狭窄に対する病態への有効性が報告されている。今回我々は、当院における同ステントの使用の治療成績について報告する。【対象と方法】2010年4月から2012年11月までに当院において、悪性胃十二指腸狭窄に対し内視鏡的胃十二指腸ステント留置術を行い、Boston Scientific社製WallFlex Duodenal Stentを使用した6例を対象とした。【結果】平均年齢は69歳 (60-83歳)で、疾患の内訳は5例胃癌(そのうち胃癌術後再発2例)、1例膵癌であった。全例でステント留置術は可能であり、ステント留置後の方針はBest supportive care (BSC)4例、化学療法施行2例であった。留置後食事摂取開始までの期間は平均3日、合併症はステント逸脱の1例であり化学療法施行症例であった。ステント留置後からの現病死した4例の生存期間は平均109日(64-219日)で、1例は他疾患発症により死亡(ステント留置後21日)、1例はステント留置後385日現在、生存中であり他院にて化学療法を施行されている。【考察】十二指腸ステントは比較的安全に施行でき、患者のQOLの改善をもたらし、癌緩和治療のみならず化学療法治療への早期導入・継続にも有効であり長期生存も期待されると考えられた。
索引用語 胃十二指腸ステント, 消化管狭窄