セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 154:Pancreatic fluid collectionに対するEUSガイド下ドレナージの治療成績 |
演者 | 久居 弘幸(伊達赤十字病院 消化器科) |
共同演者 | 小柴 裕(伊達赤十字病院 消化器科), 和田 浩典(伊達赤十字病院 消化器科), 岡川 泰(伊達赤十字病院 消化器科), 宮崎 悦(伊達赤十字病院 内科), 前田 喜晴(伊達赤十字病院 外科), 佐藤 正文(伊達赤十字病院 外科), 川崎 亮輔(伊達赤十字病院 外科), 行部 洋(伊達赤十字病院 外科), 中島 誠一郎(伊達赤十字病院 外科), 嘉成 悠介(札幌医科大学 第四内科) |
抄録 | 急性膵炎による膵および膵周囲浸出液貯留 (pancreatic fluid collection; PFC)は、interstitial edematous pancreatitisにより生じたAPFC (acute peripancreatic fluid collection)、pancreatic pseudocyst (PP)とnecrotizing pancreatitisにより生じたANC (acute necrotizing collection)、WON (walled-off necrosis)に分類される (2012: revision of the Atlanta classification)。そのうち、PP、ANC、WONは治療の介入が必要になる場合があり、EUSガイド下治療の有用性を示す報告が増加しているが、その方法 (穿刺針の種類、拡張方法、ドレナージルート、ステントの種類など)については施設間によって異なり、一定のコンセンサスは得られていない。 2005年4月~2012年9月までに、急性膵炎または慢性膵炎により生じたPFC 14例 (年齢19~82歳、平均55.5歳、男性11例、女性3例)にEUS下ドレナージを施行した。PFCはPP 9例 (アルコール性4例、ERCP後2例、EUS-FNA後1例、IPMN1例、特発性1例)、ANC 2例 (胆石性2例)、WON 3例 (胆石性1例、ERCP後1例、特発性1例)であった。ドレナージのみで治療効果が不十分であると考えられたANC / WONの4例 には、瘻孔を消化管用CRE Balloon (Boston scientific)で18mmまで拡張し、直視型内視鏡を嚢胞腔内へ挿入し、necrosectomyを施行した。 今回、その治療効果、偶発症、予後について検討したので報告する。 |
索引用語 | pancreatic fluid collection, interventional EUS |