セッション情報 |
シンポジウム2 「肝胆膵疾患における画像診断の進歩」
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タイトル |
Multimodality fusion imagingの進歩~新しい自動位置認識システム Active Trackerと治療支援装置Virtu TRAX~
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演者 |
町田 卓郎(北海道消化器科病院 内科) |
共同演者 |
目黒 高志(北海道消化器科病院 内科), 堀田 彰一(北海道消化器科病院 内科), 木下 幸寿(北海道消化器科病院 内科), 藤澤 良樹(北海道消化器科病院 内科), 碇 修二(北海道消化器科病院 内科), 加藤 貴司(北海道消化器科病院 内科), 佐々木 清貴(北海道消化器科病院 内科), 山田 裕人(北海道消化器科病院 内科), 加賀谷 英俊(北海道消化器科病院 内科), 中村 英明(北海道消化器科病院 内科) |
抄録 |
当院では、2010年8月より、Multimodality fusion imaging機能を持つGEヘルスケア社のLOGIQ E-9を導入し、超音波診断、治療に活用してきた。この機能は、CT,MRIなどのVolume Dataを超音波装置に取り込み、磁場発生装置と超音波プローブに装着した磁気センサーで間接的に位置情報を検知し、実際の超音波画像と同一断面のCT,MRIなどの画像を同期し、Fusion画像を表示することができるシステムである。これまで、同期後の患者の体動や磁場発生装置の移動により、位置情報にずれが生じ位置合わせをやり直す必要があった。 2013年7月に専用のセンサー、ブラケットを使用することにより位置情報の同期を維持できるReference Sensor機能と、CT撮影時にブラケットを装着して撮影するとFusion利用時に自動位置合わせを行うActive Tracker機能が追加され、今回、我々は先行してこの新しいシステムを使用する機会を得た。また、仮想の針先の位置をUS画像、reference画像に表示させることができるVirtu TRAXが2012年9月より追加された。汎用の針の手元にGPSセンサーを取り付け、針先の位置情報を登録することで仮想の針先を投影する、この新しい技術は、針先が視認しづらい病変や、穿刺ルートが安全に確保しづらくプローブより離れた場所から穿刺する病変に対するUSガイド下治療をより安全に施行するための手助けになると思われる。今回、我々は、2012年9月~2013年5月までにVirtu TRAXを用いて肝腫瘍生検を施行した1症例と、RFAを施行した13症例を経験した。最新の自動位置情報認識システムActive Trackerの使用経験、および、治療支援システムVirtu TRAXを用いた検査・治療手技について、その安全性・操作性・問題点を検討し報告する。 |
索引用語 |
Active Tracker, Virtu TRAX |