セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | アニサキスにて出血性胃潰瘍を発症した一例 |
演者 | 小松 悠弥(小樽掖済会病院消化器病センター) |
共同演者 | 北岡 慶介(小樽掖済会病院消化器病センター), 和賀 永里子(小樽掖済会病院消化器病センター), 高梨 訓博(小樽掖済会病院消化器病センター), 藤田 朋紀(小樽掖済会病院消化器病センター), 勝木 伸一(小樽掖済会病院消化器病センター) |
抄録 | 症例は71歳女性.黒色便を主訴とし,近医を受診.貧血を指摘され,当院へ紹介入院.入院当日に施行した上部消化管内視鏡検査にて胃体下部大弯に一部露出血管を伴う潰瘍病変を認めたため高周波凝固法にて止血処置を施行した.翌日止血確認の目的に上部消化管内視鏡検査を行ったところ,潰瘍辺縁にアニサキス刺入あり,鉗子にて摘出した.第9病日の上部消化管内視鏡検査では潰瘍病変はH1相当に改善したため,第13病日に退院となった.3カ月後の上部消化管内視鏡検査では,潰瘍病変はS1相当に改善し,生検にても悪性所見は認めなかった.今回、アニサキスによって出血性胃潰瘍を発症した一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. |
索引用語 | アニサキス, 胃潰瘍 |