セッション情報 一般演題

タイトル

内視鏡下で虫体の腸管吸着部を確認し,ガストログラフィンでの駆虫を行った広節裂頭条虫の1例

演者 藤田 朋紀(小樽掖済会病院 消化器病センター)
共同演者 小松 悠弥(小樽掖済会病院 消化器病センター), 北岡 慶介(小樽掖済会病院 消化器病センター), 和賀 永里子(小樽掖済会病院 消化器病センター), 高梨 訓博(札幌医科大学第四内科), 勝木 伸一(小樽掖済会病院 消化器病センター)
抄録  症例は35才男性.2010年11月便潜血を指摘され当院受診.下部内視鏡検査の前処置中に白色虫体を排出.そのまま予定通り下部内視鏡検査を施行したところ回腸末端部腸管に吸着している虫体を確認し, ガストログラフィンで駆虫を行った. 駆虫後の虫体の同定検査にて広節裂頭条虫と診断した. 消化管造影下にガストログラフィンで駆虫を行った症例報告は散見されるものの, 内視鏡下で虫体の腸管吸着部を確認し,さらにガストログラフィンで駆虫を行った様子を観察する事ができた広節裂頭条虫の症例は稀と考え,今回報告する.
索引用語 広節裂頭条虫, ガストログラフィン