セッション情報 一般演題

タイトル 171:

腸閉塞で発症した上行結腸原発Burkittリンパ腫の1切除例

演者 徳渕 浩(釧路労災病院 外科)
共同演者 小笠原 和宏(釧路労災病院 外科), 木井 修平(釧路労災病院 外科), 小柳 要(釧路労災病院 外科), 島田 慎吾(釧路労災病院 外科), 小林 篤寿(釧路労災病院 外科), 河合 朋昭(釧路労災病院 外科), 小林 清二(釧路労災病院 外科), 草野 満夫(釧路労災病院 外科), 石川 麻倫(釧路労災病院 内科), 宮城嶋 拓人(釧路労災病院 内科)
抄録 症例は36歳男性。3日前より、腹痛・嘔吐・便秘を主訴に当院内科を受診。腹部単純Xpにて腸閉塞と診断され、CTにて上行結腸、肝彎曲部に6cm大の腫瘍性病変を認めた。上行結腸の腫瘍性病変による腸閉塞の診断にて、同日緊急開腹手術施行。開腹時所見として、腹水なし、腹膜播種病変なし、腫瘍は肝彎曲部の上行結腸に手拳大のmassとして触知し、口側の結腸および小腸は著明に拡張していた。右半結腸切除(D2)施行し、明らかな合併症を認めず術後11日目に退院した。術後の病理診断でBurkittリンパ腫と診断され、#201に2/19と転移を認めた。大腸原発悪性リンパ腫は胃、小腸についで3番目に多く、その大部分は回盲部に発生するとされ、上行結腸に発生したBurkittリンパ腫は非常に稀と考えられ、文献的考察を含めて報告する。
索引用語 burkittリンパ腫, 上行結腸