セッション情報 | 一般演題(専修医(卒後3-5年)) |
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タイトル | 029:便潜血反応陽性が発見の契機となった特発性腸間膜静脈硬化症の一例 |
演者 | 平田 裕哉(KKR札幌医療センター 消化器内科) |
共同演者 | 関 英幸(KKR札幌医療センター 消化器内科), 横山 文明(KKR札幌医療センター 消化器内科), 菅井 望(KKR札幌医療センター 消化器内科), 三浦 淳彦(KKR札幌医療センター 消化器内科), 藤田 淳(KKR札幌医療センター 消化器内科), 鈴木 潤一(KKR札幌医療センター 消化器内科), 藤澤 孝志(KKR札幌医療センター 病理部), 岩崎 沙理(KKR札幌医療センター 病理部), 鈴木 昭(KKR札幌医療センター 病理部) |
抄録 | 特発性腸間膜静脈硬化症は1991 年に小山らによって初めて報告され,1993 年に岩下らにより新しい疾患概念として提唱された比較的稀な原因不明の腸疾患で,腸間膜静脈硬化症(石灰化)に起因した血流障害による慢性的な虚血性大腸病変とされている。また病因としては未だ明らかにされていないが,漢方薬内服歴を有する症例の報告が散見される。今回我々は特発性腸間膜静脈硬化症の一例を経験したので報告する。症例は50歳代の男性。明らかな自覚症状はないものの健診の便潜血反応が陽性でCSを行うと右半結腸は正常なハウストラの構造を欠き、粘膜は暗青色、青銅色変化を認めた。生検では血管壁と血管周囲性に硝子様物質の沈着が目立ち特発性腸間膜静脈硬化症と診断された。 |
索引用語 | 特発性腸間膜静脈硬化症, 虚血性大腸病変 |