セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 055:食道胃接合部癌のリンパ節転移の検討 |
演者 | 吉川 智宏(恵佑会札幌病院札 外科) |
共同演者 | 坂下 啓太(恵佑会札幌病院札 外科), 三橋 洋介(恵佑会札幌病院札 外科), 那須 裕也(恵佑会札幌病院札 外科), 澄川 宗祐(恵佑会札幌病院札 外科), 芦立 嘉智(恵佑会札幌病院札 外科), 木ノ下 義宏(恵佑会札幌病院札 外科), 久須美 貴哉(恵佑会札幌病院札 外科), 西田 靖仙(恵佑会札幌病院札 外科), 細川 正夫(恵佑会札幌病院札 外科) |
抄録 | <目的>食道胃接合部癌におけるリンパ節転移の検討。<対象>2001年1月から2012年12月までに,当院で手術をした食道胃接合部癌のうち、術前治療例・多発癌症例を除く症例を対象とした。<方法>リンパ節転移部位を頸部リンパ節、上縦隔リンパ節、中縦隔リンパ節、下縦隔リンパ節、腹部リンパ節で分け、病理結果(腺癌VS扁平上皮癌)・バリウムでの腫瘍局在(胸腔内 vs 腹腔内)・切除標本での占拠部位(E・EG・E=G vs GE,G)・食道浸潤距離・胃浸潤距離でのリンパ節転移部位への影響を調べる。<結果>男/女199例/46例。年齢63±10.4歳。3領域郭清/2領域郭清/1領域郭清/その他 62例/143例/38例/2例。最大腫瘍経は腺癌で51.8±24.6cm、扁平上皮癌で51.9±23.6cm。頸部リンパ節転移は6例(2.4%)、上縦隔リンパ節転移は17例(6.9%)、中縦隔リンパ節転移は29例(11.8%)、下縦隔リンパ節転移は55例(22.4%)、腹部リンパ節転移は155例(63.3%)であった。病理結果別ではリンパ節転移部位への差は認め無かった。バリウムでは胸腔内中心の症例で頸部・上下縦隔内のリンパ節転移陽性例が高い傾向を認めた。切除標本での占拠部位では頸部・上縦隔リンパ節転移をE.EG.E=Gの方が高い傾向を認めた。中下縦隔・腹部リンパ節転移を認める症例は食道浸潤距離、胃浸潤距離がともに長い傾向を認めた。<結語>食道胃接合部癌では縦隔内リンパ節転移は高頻度見認められ、病理結果には拠らず、腫瘍の占拠部位が胸腔内に存在するものは縦隔内リンパ節転移率が高い傾向を認めた。 |
索引用語 | 食道胃接合部癌, リンパ節転移 |