セッション情報 |
一般演題(専修医(卒後3-5年))
|
タイトル |
118:早期胃癌、大腸癌重複例に対してDual Port(DP)法で腹腔鏡下胃全摘、下行結腸切除術を施行した一例
|
演者 |
松井 博紀(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I) |
共同演者 |
皆川 のぞみ(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I), 柴崎 晋(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I), 本間 重紀(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I), 川村 秀樹(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I), 高橋 典彦(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I), 武冨 紹信(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野I) |
抄録 |
従来の腹腔鏡手術よりも創を減らしたReduced Port Surgeryが注目されている.通常5か所のポートと小開腹創を要するが,創を2か所に減らしたDual Port(DP)法を早期胃癌、大腸癌重複例に対し施行した一例を報告する。症例は76歳、男性。腹部膨満にて近医を受診。胃体上部小彎のtype0-IIc病変、結腸脾彎曲のtype0-Is病変を指摘、生検にてpor、tub1の診断で、ともにsm浸潤が疑われた。手術は臍のSILS portと右側腹部の5mm portを用いた.胃全摘+D1+郭清を先行し、臍の創から摘出、その後結腸脾彎曲を受動し、切除、吻合を行った。R-Y再建は後結腸経由、食道空腸吻合はoverlap法で行った。手術時間は6時間14分、出血量は100ml。術後は問題なく経過し、15病日で退院した。通常法での腹腔鏡下同時切除は種々の報告を認めるが、DP法でも遜色なく施行可能であった。 |
索引用語 |
胃癌, 大腸癌 |