セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 046:食道lymphoid hyperplasiaの1例 |
演者 | 菅原 伸明(恵佑会第2病院消化器内科) |
共同演者 | 安孫子 怜史(恵佑会第2病院消化器内科), 三橋 慧(恵佑会第2病院消化器内科), 大橋 広和(恵佑会第2病院消化器内科), 岡原 聡(恵佑会第2病院消化器内科), 工平 美和子(恵佑会第2病院消化器内科), 小平 純一(恵佑会第2病院消化器内科), 松本 岳士(恵佑会第2病院消化器内科), 小池 容史(恵佑会第2病院消化器内科), 高橋 宏明(恵佑会第2病院消化器内科) |
抄録 | 食道lymphoid hyperplasiaは稀な疾患で、今回、粘膜下腫瘍様の形態を呈し、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)にて切除しえた症例を経験したので報告する。 症例は76才、男性。平成25年8月スクリーニング目的に前医で上部内視鏡検査(EGD)を施行、胸部上部食道に粘膜下腫瘍を認め当科紹介入院となる。EGDでは門歯25cmの前壁に2.5cmの白色調、表面に軽度の凹凸不整のある隆起性病変を認めた。EUSでは均一な低エコー腫瘤、食道Ba造影では立ち上がりが比較的なだらかな腫瘤を認め、CTでは食道壁の肥厚を認めた。食道粘膜下腫瘍と診断し、8月27日ESDを施行した。病理組織所見は、上皮下に広範なリンパ組織の増生が認められ、胚中心を伴った大小の濾胞が観察され、リンパ球には明らかな異型は認めず、各種免疫組織染色の結果からも悪性リンパ腫を疑う所見は認められず、lymphoid hyperplasiaと診断された。 lymphoid hyperplasiaは十二指腸球部や回腸末端にはよく見られ、また直腸においても粘膜腫瘍様の形態を呈するものを認めることはあるが、食道のlymphoid hyperplasiaの報告は稀で、今回内視鏡治療をし得た一例を経験したので、若干の文献的考察を含めて報告する。 |
索引用語 | 食道, 粘膜下腫瘍 |