セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 049:大腸癌を合併したバレット腺癌の一例 |
演者 | 秋野 公臣(札幌しらかば台病院) |
共同演者 | 菊池 剛史(札幌しらかば台病院), 高橋 秀明(札幌しらかば台病院), 見田 裕章(札幌しらかば台病院), 安達 靖代(札幌しらかば台病院), 中村 正弘(札幌しらかば台病院), 足立 靖(札幌しらかば台病院), 吉田 幸成(札幌しらかば台病院), 石井 良文(札幌しらかば台病院 病理科), 高橋 宏明(恵佑会第2病院 消化器科), 吉川 智宏(恵佑会札幌病院 外科), 木ノ下 義宏(恵佑会札幌病院 外科), 細川 正夫(恵佑会札幌病院 外科), 遠藤 高夫(札幌しらかば台病院) |
抄録 | 近年、バレット食道と大腸癌の関連性を示唆する論文が二報報告され疫学的に注目されている。今回我々は横行結腸癌を合併したバレット腺癌の一例を経験したので報告する。 患者は70才台男性。めまいを主訴に来院。スクリーニング目的の血液検査にてCEAの軽度上昇をみとめ、便潜血反応陽性のため下部内視鏡検査施行。横行結腸に約30mm大の1型腫瘍を認めた。術前精査目的で施行した上部内視鏡検査では門歯から27cmを始点に食道胃移行部まで隆起を主体とした平担・陥凹性病変を全周性に認めLSBEを背景としたバレット腺癌と考えられた。食道癌は内視鏡、NBI、EUS、CTにてLt T1b N2 M0 Stage II、横行結腸癌は内視鏡、注腸バリウム、CTにてT2 N0 M0 Stage Iと診断。食道癌に対しては食道根治術(食道亜全摘・噴門側胃切除、3領域郭清、頸部胃管吻合、胸壁前再建)を施行。Lt pT1b pN2 pStage IIと診断された。大腸癌に対しては横行結腸切除術を施行。1型 pT2 pN0 StageIと診断された。 今回、貴重な症例を経験したため文献的考察を含め報告する。 |
索引用語 | 腫瘍, 成因 |