セッション情報 研修医セッション(卒後2年迄)

タイトル 053:

十二指腸静脈瘤に対してBRTOが奏効したC型肝硬変の一例

演者 阿部 みなみ(帝京大学 医学部 附属病院 内科)
共同演者 三浦 亮(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 川島 悠(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 木村 聡(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 青柳 仁(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 安達 運(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 白井 告(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 三浦 幸太郎(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 磯野 朱里(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 江波戸 直久(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 阿部 浩一郎(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 立澤 直子(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 相磯 光彦(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 高森 頼雪(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 山本 貴嗣(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 石井 太郎(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 喜多 宏人(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 田中 篤(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 久山 泰(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 滝川 一(帝京大学 医学部 附属病院 内科), 神武 裕(帝京大学 医学部 附属病院 放射線科)
抄録 C型肝硬変にて通院中の60歳の女性。2007年に肝細胞癌を指摘され肝動脈化学塞栓療法(TACE)を施行。その後も頻回にTACEを繰り返しており、また2009年10月には胃静脈瘤に対してバルーン下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)を施行している。2010年4月より十二指腸静脈瘤を認め経過をみていたが、今回新たな肝細胞癌にTACE施行予定もCT上で十二指腸静脈瘤増悪を認めたため入院治療となった。治療前の上部消化管内視鏡にてRC(-)であったがF3であったためBRTO施行とした。BRTOとして右内頚静脈よりアプローチを行い右腎静脈への流出血管をバルーンにて遮断し硬化剤を使用した。1ヵ月後の内視鏡、CTにて十二指腸静脈瘤の著明な改善を認めた。十二指腸静脈瘤の治療適応となるものは少なく、今回BRTOが奏効した一例を経験したため報告する。
索引用語 BRTO, 十二指腸静脈瘤