セッション情報 一般演題

タイトル 39:

当院におけるC型肝炎に対する3剤併用療法の治療成績

演者 大西 和彦(キッコーマン総合病院 内科)
共同演者 三上 繁(キッコーマン総合病院 内科), 若松 徹(キッコーマン総合病院 内科), 清水 史郎(キッコーマン総合病院 内科), 秋本 政秀(キッコーマン総合病院 内科)
抄録 【目的】C型肝炎に対するTelaprevir、Ribavirin、PEG-IFNα2bを用いた3剤併用療法の有用性、安全性について明らかにするため当院の治療成績について検討した。【対象・方法】当院にて3剤併用療法を施行した30例を対象とした。年齢は57.9±9.8歳(31~69歳、中央値60.5歳)。性別は男21例、女9例。治療歴は初回17例、再治療13例(再燃12例、無効であったが治療中にウイルス量が4.6LogIU/mL減少したpartial responseが1例)。IL28BはTTが18例、TGが12例。フィブロスキャンの測定値は13.5±7.4kPa(4.5~32.4kPa、中央値11.8kPa)。治療前の体重は65.4±12.3kg(46.7~96.4kg、中央値63.5kg)。Hbは14.4±1.6g/dL(11.4~17.2g/dL、中央値14.5g/dL)。血小板は15.6±5.5×104/μL(7.9~34.4×104/μL、中央値15.0×104/μL)であった。治療開始時のTelaprevir投与量は、2,250mg/日が19例、1,500mg/日での減量開始が11例であった。【成績】膀胱出血にて6週で中止(1年前にも膀胱出血で入院した既往あり)、貧血にて10週で中止の2例以外は全例治療完遂又は継続中である。皮膚障害は、グレード1が6例でステロイド外用薬にて対応し、グレード2以上が11例でステロイド内服にて対応し全例治療継続可能であった。治療開始4週の時点で陰性化が25例/30例(83.3%)、8週で陰性化が28例/29例(96.6%)。膀胱出血にて中止した症例は陰性化する前に中止したためウイルス学的に無効であったが、その他の29例は12週時点で全例陰性化し、以後陰性を持続している。貧血で中止した症例もSVRが得られており、SVR率は22例/23例(95.7%)、SVR12は25例/26例(96.2%)であった。【結論】C型肝炎に対する3剤併用療法は、副作用をコントロールし治療の完遂を目指すことにより極めて高率にウイルスの消失が得られる治療法であると考えられた。
索引用語 C型肝炎, 3剤併用療法