セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 72:進行食道癌における食道気道瘻に対してステント留置を行った4例の検討 |
演者 | 亀崎 秀宏(君津中央病院 消化器科) |
共同演者 | 畦元 亮作(君津中央病院 消化器科), 今井 雄史(君津中央病院 消化器科), 大和 睦実(君津中央病院 消化器科), 稲垣 千晶(君津中央病院 消化器科), 矢挽 眞士(君津中央病院 消化器科), 妹尾 純一(君津中央病院 消化器科), 藤本 竜也(君津中央病院 消化器科), 大部 誠道(君津中央病院 消化器科), 藤森 基次(君津中央病院 消化器科), 吉田 有(君津中央病院 消化器科), 駒 嘉宏(君津中央病院 消化器科), 鈴木 紀彰(君津中央病院 消化器科), 福山 悦男(君津中央病院 消化器科) |
抄録 | 【目的】食道癌終末期患者に対する緩和ケアにおいて、気道との瘻孔に起因する症状が問題となることがある。症状の改善としては、状況や部位によって、食道ステントおよび、または気道ステント挿入が行われることがある。進行食道癌における食道気道瘻に対して、当院でステント留置を行った症例を検討し、その実態を明らかにする。【方法】平成20年4月から平成25年7月までの間に当院に入院歴のある食道癌205例中、食道気道瘻を合併し、食道ステントおよび、または気道ステントを留置した4例を対象にした。治療効果、合併症、予後に関して後ろ向きに検討した。患者背景は、男性4例、年齢69.8±5.9歳(61歳-74歳)であった。前治療として化学放射線療法が4例全例に行われていた。食道ステント単独は2例、気道ステント単独は1例、気道ステント+食道ステントは1例であった。【成績】4例全例(100%)で抗生剤を中止可能となった。3例(75%)で一度は固形物摂取が可能となり、4例全例(100%)で液体の摂取は可能となった。また、1例(25%)で自宅退院となっている。重篤な合併症は1例も認めなかった。ステント留置後の生存期間中央値は56日(14-105日)であった。【結論】進行食道癌における食道気道瘻に対して、ステント留置術は感染の状態を改善させ飲食を可能とするという点で有効かつ安全であると考えられた。 |
索引用語 | 食道癌, 食道気道瘻 |