セッション情報 専修医セッション(卒後3-5年)

タイトル 07:

消化管出血で発症し内視鏡的切除しえたBrunner腺過形成の1例

演者 竹内 啓人(戸田中央総合病院 消化器内科)
共同演者 羽山 弥毅(戸田中央総合病院 消化器内科), 青木 勇樹(戸田中央総合病院 消化器内科), 山本 健治郎(戸田中央総合病院 消化器内科), 吉益 悠(戸田中央総合病院 消化器内科), 永谷 菜穂(戸田中央総合病院 消化器内科), 竹内 眞美(戸田中央総合病院 消化器内科), 田中 麗奈(戸田中央総合病院 消化器内科), 山田 昌彦(戸田中央総合病院 消化器内科), 堀部 俊哉(戸田中央総合病院 消化器内科), 原田 容治(戸田中央総合病院 消化器内科)
抄録 【症例】45歳男性【主訴】黒色便【既往歴】特になし【現病歴】2013年11月上旬に黒色便が出現した。当科受診し、上部消化管出血の疑いで緊急入院となった。【経過】上部消化管内視鏡では、十二指腸球部前壁に径約25mm大の有茎性ポリープを認めた。茎部に潰瘍形成し、露出血管より湧出性出血(Forrest分類Ib)を認めた。後にEMRの可能性を考慮しクリップでの止血はせず、バイポーラ止血鉗子にて凝固止血を施行した。ポリープの生検結果はBrunner’s gland hyperplasiaであった。内視鏡下ポリープ切除術が可能と判断し、EMRにて切除した。【まとめ】Brunner腺過形成は比較的頻度の高い疾患であるが、サイズが大きくなると出血等の合併症のリスクが増すため治療の対象となる。今回消化管出血で見つかったBrunner腺過形成を内視鏡的切除した1例を経験したので文献的考察を加え報告する。
索引用語 Brunner腺過形成, 十二指腸ポリープ