セッション情報 |
一般演題
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タイトル |
35:食道静脈瘤破裂により自然退縮したC型肝硬変を背景とした肝細胞癌の一例
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演者 |
青柳 智也(新潟県立がんセンター新潟病院ンター新潟病院) |
共同演者 |
栗田 聡(新潟県立がんセンター新潟病院ンター新潟病院), 佐々木 俊哉(新潟県立がんセンター新潟病院ンター新潟病院), 船越 和博(新潟県立がんセンター新潟病院ンター新潟病院), 本山 展隆(新潟県立がんセンター新潟病院ンター新潟病院), 加藤 俊幸(新潟県立がんセンター新潟病院ンター新潟病院) |
抄録 |
症例が84歳男性2005年より当院にてC型肝炎にて経過観察中。2007年よりS6S8にHCC出現しTACE2007.5 TACE(Epi+Lipio)2008.6.(79歳)CTにて(S6+S8)再発+S2→2008.7. TACE(Epi+Lipio+Gel)2010.5(81歳) CTにてS4+S2 10mm,8mmHCC→2010.7 TACE後(Epi+Lipio +Gel)血圧60台に低下SHOCK2010.9(82歳)S8 LDA出現 肝硬変進行しノバリス困難よりTS-1(80mg)内服 2W服用し2W休薬→以後2011年12月まで服用。その後2012年7月CTでPD 腹水増量あり腹水穿刺くりかえしていたが、2012.10(83歳) 下血、吐血で緊急入院輸血のみの保存的治療にて経過観察。その後無治療であるにもかかわらずAFP/PIVKA969.4/806→83.2/372と改善をしめした。また2012年11月CTでは多発していたS4 S6/7 門脈腫瘍血栓とも縮小傾向を示していた。自然退縮を呈するHCCの特徴として1990年から2013年までPubMedで検索された19症例の特徴としては腫瘍サイズの5cm以下の被膜を呈する造影効果の乏しい腫瘍で何らかの肝臓への血流障害を呈したものが多かった。本症例についても同様の所見を呈していた。本症例はTACE治療後の再発乏欠性腫瘤が食道静脈瘤破裂にともない腫瘍の自然退縮を示した一例である。 |
索引用語 |
肝細胞癌, 自然退縮 |