セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | o-025:巨大な食道裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡下噴門形成術の経験 |
演者 | 森山 秀樹(石川県立中央病院 消化器外科) |
共同演者 | 稲木 紀幸(石川県立中央病院 消化器外科), 安部 孝俊(石川県立中央病院 消化器外科), 佐藤 礼子(石川県立中央病院 消化器外科), 奥出 輝夫(石川県立中央病院 消化器外科), 山本 大輔(石川県立中央病院 消化器外科), 北村 祥貴(石川県立中央病院 消化器外科), 小竹 優範(石川県立中央病院 消化器外科), 伴登 宏行(石川県立中央病院 消化器外科), 山田 哲司(石川県立中央病院 消化器外科) |
抄録 | 【はじめに】当科では消化器癌に対する腹腔鏡手術を多数施行しているが,良性疾患においても積極的に腹腔鏡手術を施行している.最近当科で経験した巨大食道裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡下噴門形成術の経験を報告する.【症例1】92歳,女性.巨大な食道裂孔ヘルニアによる通過障害のため頻繁に入退院を繰り返していた.2012年7月,夕食後に嘔吐を繰り返し救急搬送され,当院内科入院となった.外科的治療を希望され,待機的に腹腔鏡下噴門形成術を施行した.3病日から経口摂取を開始し,12病日に退院した.【症例2】64歳,女性.以前より食道裂孔ヘルニアを指摘されていたが次第に増大し,食事摂取量低下を認めたため当科紹介となった.2013年1月,腹腔鏡下噴門形成術を施行した.2病日から経口摂取を開始し,14病日に退院した.【症例3】81歳,女性.2012年12月,黒色便を認め当院救急外来受診.出血源検索のため上部消化管内視鏡検査を施行するも巨大な食道裂孔ヘルニアのため十二指腸へスコープを進めることができなかった.黒色便は保存的に改善したものの,持続する逆流症状のため外科手術目的に当科紹介となった.2013年2月,腹腔鏡下噴門形成術を施行した.3病日から経口摂取を開始し,13病日に退院した.【考察】いずれの症例も内科的治療に抵抗性の巨大な食道裂孔ヘルニアであったが腹腔鏡手術にて完遂しえた.術後合併症はなくヘルニアの再発も認めていない.今後も積極的に症例を蓄積していきたい. |
索引用語 | 食道裂孔ヘルニア, 腹腔鏡手術 |