セッション情報 一般演題

タイトル o-08:

原発性肝癌に対する繰り返す局所治療後に横隔膜浸潤再発をきたした1例

演者 正司 政寿(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科)
共同演者 林 泰寛(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 渡邉 利史(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 中沼 伸一(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 岡本 浩一(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 酒井 清祥(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 牧野 勇(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 木下 淳(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 中村 慶史(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 尾山 勝信(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 井口 雅史(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 中川原 寿俊(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 宮下 知治(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 田島 秀浩(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 高村 博之(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 二宮 致(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 北川 裕久(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 伏田 幸夫(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 藤村 隆(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科), 太田 哲生(金沢大学 消化器・乳腺・移植再生外科)
抄録 【はじめに】肝腫瘍,特に肝細胞癌に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(以下RFA)は肝切除と比して低侵襲であり,標準治療として広く施行されるようになってきている.その一方で,局所コントロールに難渋する症例も経験される.今回我々はRFAを中心とした局所療法を繰り返し施行し,最終的に横隔膜浸潤を有する腫瘍として横隔膜合併切除を要した1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.【症例】75歳男性.72歳時より多発肝細胞癌との診断で肝動脈化学塞栓療法(以下TACE)とRFAが繰り返し施行されてきた.画像上,横隔膜浸潤を伴う局所再発を認め,手術加療目的に当科紹介となった.内側及び前腹側区域切除,横隔膜合併切除を施行した.病理では肝内胆管癌と診断され,免疫染色においてCK19陽性細胞が認められた.また,横隔膜切除断端陽性であり,1年後に同部位の切除を施行した.【考察】RFAは肝切除と比して低侵襲であり,小肝癌に対する標準治療の一つとして認められている.しかし,病変が小さい場合,肝細胞癌と胆管細胞癌の鑑別に難渋する場合がある.また,本症例のように1病変を繰り返し治療することにより,肉腫様変化をきたす可能性も報告されており,確実な診断と焼灼が重要であると考えられた.【まとめ】低侵襲な治療法であるが,症例によってはRFAのみでは局所制御に難渋する症例は確実に存在すると考えられる.このような場合には,積極的に切除による局所制御を考慮すべきと考えられた.
索引用語 経皮的ラジオ波焼灼療法, 局所再発