セッション情報 |
一般演題(専修医(卒後3-5年))
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タイトル |
O-032:血腫を形成した大腸angiodysplasiaの一例
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演者 |
榎田 浩平(静岡県立総合病院) |
共同演者 |
菊山 正隆(静岡県立総合病院), 鈴木 直之(静岡県立総合病院), 白根 尚文(静岡県立総合病院), 黒上 貴史(静岡県立総合病院), 山田 友世(静岡県立総合病院), 重友 美紀(静岡県立総合病院), 青山 春奈(静岡県立総合病院) |
抄録 |
【症例】70歳男性【主訴】下血【既往歴】脳梗塞で左不全麻痺ありバイアスピリン内服中、糖尿病【現病歴】数日前より下血が続いているとのことで近医受診、大腸内視鏡検査を施行されたところ上行結腸に活動性の出血が認められた。クリップによる止血術を受けるも止血しえず、当院を紹介受診した。当院でも大腸内視鏡を施行すると上行結腸に粘膜下血腫と思われる暗赤色の丘状隆起が多発していた。その一部から出血が続いていたためクリプを追加し止血剤を散布、止血を確認し終了した。その後再出血なく退院となった。1か月後の経過観察の大腸内視鏡で同部位に著明に拡張した毛細血管を認めた。angiodysplasiaからの出血と診断し、アルゴンプラズマ凝固による焼灼術を施行した。治療によるangiodysplasia消失以後は下血を認めていない。【結語】血腫を形成したangiodysplasiaからの出血は報告例が少なく珍しい症例と考えた。文献的考察を踏まえて報告する。 |
索引用語 |
angiodysplasia, angiodysplasia |