セッション情報 一般演題

タイトル O-146:

興味深い画像所見を呈した肝偽リンパ腫の一例

演者 室久 剛(聖隷浜松病院 消化器内科)
共同演者 長澤 正通(聖隷浜松病院 消化器内科), 海野 修平(聖隷浜松病院 消化器内科), 瀧浪 将貴(聖隷浜松病院 消化器内科), 田村 智(聖隷浜松病院 消化器内科), 小林 陽介(聖隷浜松病院 消化器内科), 木全 政晴(聖隷浜松病院 消化器内科), 芳澤 社(聖隷浜松病院 消化器内科), 舘野 誠(聖隷浜松病院 消化器内科), 熊岡 浩子(聖隷浜松病院 消化器内科), 清水 恵理奈(聖隷浜松病院 消化器内科), 細田 佳佐(聖隷浜松病院 消化器内科), 佐藤 嘉彦(聖隷浜松病院 消化器内科)
抄録 今回我々は原発性肺癌の経過中に発見された肝偽リンパ腫の一例を経験したため報告する。症例は67歳 女性。2010年7月に胸部異常影で当院呼吸器内科に紹介受診。FDG-PET/CTにて左右重複原発の肺癌を認めた。更に肝にも結節状集積像を認め、精査のため当科紹介となった。20歳時に梅毒治療既往あり。家族歴では姉が肺癌、父が直腸癌であった。採血ではCEA62.9と著明高値であった。肝S4に径10mmの類円形病変を認め、CTでは動脈相で淡い造影効果がみられた。MRIではT1低信号、T2高信号、造影で淡い造影効果を示し、EOB肝細胞相で造影欠損を示した。USでは明瞭な低エコー腫瘤として観察され、ソナゾイド造影の血管相で濃染、クッパー相で欠損を示した。肺癌の肝転移を否定できず、経皮的肝腫瘍生検を施行した。病変部にはリンパ球、形質細胞の増生が見られ、リンパ濾胞形成を認めた。免疫染色等の結果から肝偽リンパ腫(あるいは肝Nodular Lymphoid Lesion)と診断した。EOB-MRIや造影US所見からは悪性腫瘍を否定できない所見であり、興味深い画像所見がみられたため今回報告をする。
索引用語 肝偽リンパ腫, 造影超音波