セッション情報 一般演題

タイトル 035:

小腸重積をきたしたinflamatory fibrod polypの一例

演者 柴田 孝弥(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学)
共同演者 松尾 洋一(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学), 岡田 祐二(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学), 木村 昌弘(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学), 舟橋 整(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学), 高橋 広城(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学), 藤幡 士郎(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学), 竹山 廣光(名古屋市立大学 医学部 消化器外科学)
抄録 患者は78歳男性。平成23年、近医で大腸ポリープのポリーペクトミーを施行した日の夜間に腹痛が出現した。翌々日に腹痛が増強したため、同医受診。ポリペクトミーによる大腸穿孔を疑われ、当院に救急搬送された。腹部CTを撮影したところ小腸にtarget signを認め、触診で腹膜炎症状も認められたため、小腸重積による腹膜炎の診断で緊急手術となった。開腹したところ回腸に腫瘍があり、これが先進部となって重積を起こしていた。同部位の小腸を切除したところ、3.5cm×2.5cmの1型腫瘍を認めた。病理組織検査の結果はinflamatory fibroid polypであった。腸重積を起こすほど発達したinflamatory fibroid polypの症例は比較的まれであり、文献学的考察を加えて報告する。
索引用語 腸重積, inflamatory fibroid polyp