セッション情報 | Young Investigator Session(卒後3-5年目迄) |
---|---|
タイトル | Y2-4:腎細胞癌の小腸転移により腸閉塞を来した1例 |
演者 | 高橋 良明(北摂総合病院 消化器内科) |
共同演者 | 西川 知宏(北摂総合病院 消化器内科), 原 あずさ(北摂総合病院 消化器内科), 中 悠(北摂総合病院 消化器内科), 吉田 紘子(北摂総合病院 消化器内科), 佐々木 有一(北摂総合病院 消化器内科), 佐野村 誠(北摂総合病院 消化器内科), 西口 完二(北摂総合病院 消化器外科), 高城 武嗣(北摂総合病院 消化器外科), 佐藤 七夕子(北摂総合病院 消化器外科), 飯田 亮(北摂総合病院 消化器外科), 小山 耕平(北摂総合病院 泌尿器科), 長田 憲和(北摂総合病院 臨床検査科), 森川 浩志(森川クリニック), 樋口 和秀(大阪医科大学付属病院 第二内科) |
抄録 | [症例]66歳男性 [現病歴]2010年9月に8cm大の左腎細胞癌に対して当院外科にて開腹左腎摘除術を施行した。術後化学療法としてスニチニブを投与したが2011年7月PDとなりsecond lineとしてエベロリムスを投与した。2012年9月嘔吐と腹部膨満感を認め腸閉塞にて当科入院となった。[臨床経過]腹部CT検査で骨盤内小腸に不整な腫瘤を認め、腫瘍による腸閉塞と考えた。腸閉塞に対してイレウス管挿入術を施行したが腸閉塞の改善はみられなかった。イレウス管造影では骨盤内小腸に腫瘍性病変を認め、腫瘍から肛門側は造影されなかったため、当院外科にて開腹小腸部分切除術を施行した。2cm大の隆起型の小腸管腔内に限局した1型小腸癌の形態を呈しており周囲への明らかな浸潤は認めなかった。病理組織学的に明細胞癌の像であり腎細胞癌の小腸転移と診断した。腎細胞癌の転移は肺、骨、肝が多く報告されており小腸転移は稀である。腎細胞癌の小腸転移により腸閉塞を来した報告は稀であり、若干の文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | 小腸転移, 腎細胞癌 |