セッション情報 一般演題

タイトル 32:

当科における十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療の現状

演者 佐田 遼太(大阪赤十字病院 消化器科)
共同演者 金坂 卓(大阪赤十字病院 消化器科), 大原 芳章(大阪赤十字病院 消化器科), 竹田 治彦(大阪赤十字病院 消化器科), 松田 史博(大阪赤十字病院 消化器科), 中島 潤(大阪赤十字病院 消化器科), 幡丸 景一(大阪赤十字病院 消化器科), 坂本 梓(大阪赤十字病院 消化器科), 邉見 慎一郎(大阪赤十字病院 消化器科), 西島 規浩(大阪赤十字病院 消化器科), 齋藤 澄夫(大阪赤十字病院 消化器科), 那須 章洋(大阪赤十字病院 消化器科), 西川 浩樹(大阪赤十字病院 消化器科), 米門 秀行(大阪赤十字病院 消化器科), 関川 昭(大阪赤十字病院 消化器科), 津村 剛彦(大阪赤十字病院 消化器科), 喜多 竜一(大阪赤十字病院 消化器科), 圓尾 隆典(大阪赤十字病院 消化器科), 岡部 純弘(大阪赤十字病院 消化器科), 木村 達(大阪赤十字病院 消化器科), 大崎 往夫(大阪赤十字病院 消化器科)
抄録 【背景と目的】十二指腸腫瘍に対するESDは技術的難易度が高く、偶発症のリスクも高いため、その適応病変はいまだ明確となっていない。当科では十二指腸腺腫およびリンパ節転移のriskの低い十二指腸悪性病変に対してEMRを施行している。今回その治療成績を評価検討した。【対象と方法】当院にて2007年1月から2012年10月までの期間にEMRを施行した十二指腸癌・腺腫22症例27病変(癌10病変、腺腫17病変)を対象とした。短期成績として一括切除率、術中穿孔率、遅発性穿孔率、後出血率を、長期成績として局所再発率および原病死をretrospectiveに検討した。長期成績については、初回治療から1年以上の経過観察が可能であった14例(癌5病変、腺腫9病変)を対象とした。【結果】22症例27病変の背景因子は、平均年齢:68.1±8.1歳、男性11症例15病変、女性11症例12病変であった。病変の局在は球部/下行脚=6/21、肉眼型:隆起/陥凹=23/4、病変サイズ:11.9mm±8.0mm、十二指腸癌の10病変に関しては深達度はすべてMであった。治療成績について、短期成績は、一括切除率55.6%、側方断端陰性/陽性/断端不明:8/2/17、垂直断端陰性/陽性/断端不明:13/0/14、術中穿孔率0%、遅発性穿孔率0%、後出血率0%であった。長期成績は、局所再発2例、原病死0例(観察期間中央値26.5ヶ月[range:12-55])であった。局所再発の2例については、追加の内視鏡治療を行い、最終の上部消化管内視鏡検査において遺残再発は認めなかった。【結語】十二指腸腫瘍に対するEMRは一括切除率こそ低いものの、病変の局所制御能は十分に高いと考えられた。
索引用語 十二指腸癌, EMR