セッション情報 一般演題

タイトル 33:

特徴的な内視鏡画像を呈した十二指腸リンパ管腫の1例

演者 木下 真樹子(独立行政法人国立病院機構 消化器科DELIMITER独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センター 内科)
共同演者 木下 幾晴(独立行政法人国立病院機構 消化器科), 山本 佳司(独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センター 内科), 加藤 道夫(独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センター 内科), 安岡 弘直(和歌山県立医科大学 検査診断学)
抄録 【背景】リンパ管腫は種々の大きさのリンパ管からなる良性腫瘍でリンパ管系の組織奇形と考えられている。脈管系腫瘍であり皮膚を中心とした軟部組織に生じることが多く、消化管に認められるのはまれであるが、消化管の中では大腸に多く、十二指腸では極めてまれとされている。今回我々は、上腹部不快感にて施行された上部消化管内視鏡検査にて十二指腸下行脚に粘膜下腫瘍様隆起として発見され、生検にてリンパ管腫が疑われた1例を経験したので報告する。【症例】64才女性【主訴】上腹部違和感【既往歴】腹腔鏡下胆嚢摘出術【現病歴】平成24年8月末より持続する上腹部違和感を認め、平成24年11月上部内視鏡検査施行を施行した。十二指腸下行脚に直径7mm程度の周囲粘膜と同色調で表面平滑な半球状の粘膜下腫瘍様の隆起性病変を認めた。頂部には点状白斑伴っていた。生検鉗子で隆起部を押すと柔らかく、また生検時には乳白色の浸出液の流出が認められた。【結論】消化管のリンパ管腫はまれで、その中でも十二指腸のリンパ管腫は極めてまれとされている。報告例が少なく、我々が内視鏡画像を目にする機会は少ない。また、治療についても外科手術、内視鏡的切除、経過観察等意見が分かれている。今回、リンパ管拡張を反映するとされる点状白斑を有する特徴的な内視鏡像を示した十二指腸リンパ管腫を経験したので、画像を提示し若干の文献的考察を加え報告する。
索引用語 リンパ管腫, 十二指腸