セッション情報 一般演題

タイトル 4:

当院における下痢をきたしたPEG患者5例へのPeptamenの使用経験

演者 藤田 篤代(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター)
共同演者 中江 遵義(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 中路 幸之助(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 熊本 光孝(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 大林 倫子(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 松山 健次(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 巽 陽一(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 加藤 寛正(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 淀澤 美樹子(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 塩谷 昭子(川崎医科大学 消化管内科), 田守 健治朗(済生会 富田林病院 内科), 清水 達也(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 中江 聡(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 西山 秀樹(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター), 本多 俊裕(愛晋会 中江病院 内視鏡治療センター)
抄録 【目的】われわれはPeptamenが経腸栄養剤注入食開始後の下痢に効果的であった症例を経験し報告してきた(第110回日本内科学会総会)。今回われわれは最近の下痢をきたしたPEG患者へのPeptamenの使用経験を報告する。【対象と方法】2013年1月から3月までの5例の下痢を来したPEG患者にPeptamenを投与した。【成績】使用本数は1日1本から3本で期間は3日から32日間(現在使用中)であった。5例中3例で濃厚流動食(アイソカル2K、アイソカルEX)と併用され、2例は単独で使用され、全例で下痢の改善がみられた。5例中4例で生存中である。【結論】Peptamenが下痢に効果のある機序は不明であるが、小腸の絨毛よりペプチドが容易に吸収され下痢を軽減すると考えられている。本来Peptamenは侵襲時の早期経腸栄養剤として使用されいるが、このような下痢の患者に一時的に使用することは有用であると考えられた。
索引用語 PEG, Peptamen