セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 15:進行再発胆道癌に対するgemcitabine+cisplatin療法の検討 |
演者 | 堀田 和亜(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科) |
共同演者 | 松浦 敬憲(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科), 八幡 晋輔(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科), 白川 裕(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科), さか本 喜雄(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科), 大内 佐智子(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科), 廣畑 成也(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科), 尹 聖哲(兵庫県立加古川医療センター 消化器内科) |
抄録 | 【背景】進行再発胆道癌に対する治療として、英国のABC-02試験、本邦のBT-22試験の結果よりgemcitabine(GEM)+cisplatin(CDDP)療法(GC療法)が標準化学療法となった。【目的】当科における進行再発胆道癌に対するGC療法についてretrospectiveに検討した。【対象と方法】当科において2012年5月から2013年7月まで初回治療としてGC療法を行った進行再発胆道癌8例を対象とした。治療スケジュールはGEM 1000mg/m2+CDDP 25mg/m2をday1、8に投与し3週毎に繰り返した。GC療法導入時は入院で行い、2コース目以降は基本的に外来で行った。【結果】患者背景は、男/女:5/3、年齢中央値:64(52-80)歳、PS 0/1:5/3、原発部位 肝内胆管/肝外胆管/胆嚢:2/2/4であった。抗腫瘍効果はCR/PR/SD/PD:0/4/4/0であり、奏効率は50%であった。生存期間中央値は303.5(66-424)日であった。CTCAE v4.0に基づくGrade3以上の有害事象として好中球減少63%、白血球減少38%、ヘモグロビン減少25%、血小板減少25%を認め、特にGrade4の好中球減少を1例に認めた。Grade3以上の非血液毒性は認められなかった。【結語】GC療法は重篤な有害事象を認めないため、外来で安全に施行可能であり、良好な抗腫瘍効果が認められ、進行再発胆道癌に対して有用な化学療法と考えられた。 |
索引用語 | 胆道癌, 化学療法 |